イサドラ・ダンカンのダンスを継承している、メアリー佐野さんが、ラフマニノフの曲に振り付けをしたのを聴きに・見にいった昨夜。どきどきして、帰宅してからも寝付けなくて、どうしたことかと思った。。。
会場はプロテスタント教会で、スタインウェイが1台ある、それだけの、ほんとうにシンプルな場。ピアニストの方の演奏に合わせて、ひとりでひたすら躍ったメアリーさん。かつてイサドラが生きていたときの舞台もこんなふうだったんじゃないかと想像して仕方なかった。
イサドラが好んだのも、青い幕を背景に1枚掛けただけの、シンプルな場だったといわれていて。そこでイサドラが踊れば、さまざまなものがありありと出現した、と見た人たちは証言してるわけだけども、昨夜のメアリーさんもそんなふうだった。
イサドラは、ダンスを踊ったというより、音楽になった、と個人的に思い込んでるのだけど、メアリーさんにも、やっぱりそれを感じた。。音があって動きがある。。。今現在のことなのでした。
プログラムが進んで、曲が弾き継がれていくにつれて、ひとの一生を見ているようでした。
帰り道に、つくづく、メアリーさんとシルクスカーフとの関係は特別だ、と思った。それで、急に、イサドラにとっても、スカーフが特別だったことを思い出しました。イサドラはスカーフが首にまきついて、それで亡くなったのだった。
わたしもいつか、音になって踊れるようになりたいな。。