今朝起き抜けに、こころの奥のほうに沈んでいる地図が動く感じがしました。
わたしが引き受けていないものがあって、他の人がかわりにそれを引き受けてくれているんだな、とおもいました。
場のなかにあるもののことです。
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こないだのクアトロのDUB AINU BANDはすてきでした。始まったとたん、一気に場がふわっと浮上した感じがした。すごいグルーヴ。
トンコリ(カラフトアイヌの伝統弦楽器)の音の存在感は圧倒的です。OKIさんのうた、太さんのリムセ(舞)も。
OKIさんは、瞳に確信が宿っている人に見えた。
地上でやるのは初めてです、と言っていた。「今まで地下か屋外でした、今日はコロッケとDUB AINU BANDが同じ価値をもつこの地上のデパートで……」と(渋谷のクラブクアトロはパルコのビルの5階にあり)。
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瞳に確信が宿っている人たちのことを、最近よく考える。
わたしの目はうつろだろうな、どちらかというと。