2008年12月08日

確信犯?

最近は、日差しが明るいときはすっかりこれがヘビロテです。

Lollipopカジヒデキ『lollipop』。

土星の負の影響を強く感じるような、なにか気が冷え込むような体験をした後には、とくに、まるで中和するためかのようにこのアルバムを聞きまくります。ほぼ、「金星治療」みたいな感じでせうか。

この軽やかさとキラキラさと風通しの良さは、なにものにも変えがたい。。。

しかしまだ映画『デトロイト・メタル・シティ』を見てなかったので、アルバムを流して聞いていたときに、2曲ほど「どう考えてもこの詞はおかしい、カジくんにしてはイッっちゃいすぎてる!」と感じました。ヘンだなーと思ってじっくりライナーノートをチェックしたら、隅に小さくこの2曲は別の方(映画の原作者)の詞と書いてあった。

ほっとしました。しかしこの自分のパロディのような饒舌な詞に対して、ここまですばらしい曲をつけられるカジくんのソングライティングの才能に脱帽しましたです。平然と(?)それができてしまうところがすごい。確信犯なのか、それとももしかしたらcare-freeなのか、どっちかな。

こないだのクワトロのライヴでも、彼の独特の存在感はなんとも曖昧な揺れがあってすてきでした。MCにも、どうにも描写しようのない魅力があって。。 あのパンクさとポップさの絶妙なバランス感、ほんとにたまりません。

posted by な at 15:23| Comment(0) | おんがく

2008年08月22日

最近のお気に入り

Loving_you_4 hacomacoの 『Loving you』。

つくづく気持ちよいアルバムです。hacomacoは、葉山生まれのhacoさんと、宮田まことさんのユニット。

友達に誘われて行った藤沢でのとあるライヴで耳にして、その場でゲットです(相方が。彼女はこういうときに判断&行動がすばやくて、ありがたいな!)。

hacoさん、アルバムではライヴよりもさらにインティメートな雰囲気で、味があります。温かい声だし、しかも、かわいい :)

懐かしい曲のカバーがいっぱいで、それもたのしです。

posted by な at 16:35| Comment(0) | おんがく

2008年05月02日

幸運

こないだ、lakeを聴きに行こうと、誘われて、疲れていたのでどうしよう、と思いつつ、がんばって下北沢の440へ行きました。

Haseken疲れているし、しかも立ち見。。。「わたしほんとにここにいたいのだろうか」と思い始めていたときに始まった、対バンの人のステージ。

長谷川健一さんという、初めて聞くシンガーの人でした。京都から来ました、と短く言って始まったその音楽に、びっくりしました。アコギ1本を(一見)シンプルに弾きながらうたうのです。ウッドベースとのデュオで(ウッドベースはふちがみとふなとの船戸さん)。

深いところを動かされる体験でした。

うたをうたうってこういうことなんだ、うたを聴くって、こういう体験もあったんだ、ていうような。

この人が音楽をやっている場所というか次元というかが、一段深いような。

有無を言わせない、うたの力に、場がぴたーっと静まり返っていた、ような気がしました。

ギターを弾くこととうたうことがまったく分かれていない。

この声、トレーシー・チャップマンだ。と思いました。でもこの人は男性だし、うたは日本語だし、なんだか自分の中に「!」マークが連発。

ファルセットのような声にも、低めの声にも、倍音がたっぷり含まれていたようです。

京都というのは、ほんとうに、深くて豊かな音楽の土壌があるんだなあーと改めて想像しました。

一瞬、東京から出たいと思い至った夜でした。

posted by な at 22:50| Comment(0) | おんがく