最近は、日差しが明るいときはすっかりこれがヘビロテです。
カジヒデキ『lollipop』。
土星の負の影響を強く感じるような、なにか気が冷え込むような体験をした後には、とくに、まるで中和するためかのようにこのアルバムを聞きまくります。ほぼ、「金星治療」みたいな感じでせうか。
この軽やかさとキラキラさと風通しの良さは、なにものにも変えがたい。。。
しかしまだ映画『デトロイト・メタル・シティ』を見てなかったので、アルバムを流して聞いていたときに、2曲ほど「どう考えてもこの詞はおかしい、カジくんにしてはイッっちゃいすぎてる!」と感じました。ヘンだなーと思ってじっくりライナーノートをチェックしたら、隅に小さくこの2曲は別の方(映画の原作者)の詞と書いてあった。
ほっとしました。しかしこの自分のパロディのような饒舌な詞に対して、ここまですばらしい曲をつけられるカジくんのソングライティングの才能に脱帽しましたです。平然と(?)それができてしまうところがすごい。確信犯なのか、それとももしかしたらcare-freeなのか、どっちかな。
こないだのクワトロのライヴでも、彼の独特の存在感はなんとも曖昧な揺れがあってすてきでした。MCにも、どうにも描写しようのない魅力があって。。 あのパンクさとポップさの絶妙なバランス感、ほんとにたまりません。