可憐さんのタロットミニ講座を、また受けさせていただいてきました。
ものすごい数のタロットカードを持っているらしい可憐さん(タロッ図書館ができるような気がする!)。毎回いくつか見たことのないカードを持参してくださいます。
自分のカードを持参してはいたのだけれども、それと風合いのよく似た、あるカードに気が引かれて、今回はそちらをお借りすることにしました。
じゃ、聞いてみたいことを各自考えましょう、といわれ、今日は具体的で実用的なことを聞くぞ、と決めていたのに、いざカードをテーブルに置いてみると、ぜんぜん違うトピックが出てきてしまい。。
素直にやはり、出てきたものを聞くことにします。最近気になって仕方のない、聖書の教え、キリストの教えが自分にとって一体どういうものなのか、について。
可憐さんが今回教えてくださったスプレッド方法は、
Yes(肯定的要素)のカード、
No(否定的要素)のカード、
そして「その2つを統合すると?」のカード、
の3枚を引くというもの。
おもしろかったのは、この「Noのカード」のところに、隠者が出たことでした。この隠者、腰紐のところに十字架のついた鎖(ロザリオ)をぶらさげているではありませんか!
後で確認してみたのですが、私の持っているカードの隠者(右側)は、ロザリオをぶらさげていませんでした。
雰囲気もわりと違います。
今回お借りしたカードは1840年のデザイン、私の手持ちのはその60年前のデザインです。時代も作家も違うから、画風も変わるのは当然だけれど、このロザリオは。。。?
そこで、いろんなタロットデッキの中の同じカードを見比べられるサイトを見つけました。古典的なものから現代のものまで130種くらいのタロットカードの絵柄を一度に見比べらるサイト。
130種の「隠者」のなかには、腰にロザリオをぶらさげているカードが他にもう1つくらいありました。
あとは腰紐に3つの結び目がついていて、ローブが茶色の隠者や、頭のてっぺんが禿げている隠者もいました。いずれも聖フランチェスコそのもののような姿。。。
そうか、聖フランチェスコはある意味、「隠者」のプロトタイプかも。
その隠者が「No」の場所に出たのでした。
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3枚目の「統合すると?」のカードは裁判の女神でした。
今回お借りしたカード(左)では女神の持つ天秤はまっすぐ。
わたしの手持ちのカードだったら、こんなに傾いていたのでした。。
この違いもおもしろい。。今回、水平な天秤を示されたことが、1つのポイントな気が。。。
真ん中をとる(1ミリのずれもなしに)、冷静に両方をみる、という可憐さんの読みに、深くうなずきました。
可憐さん、今回も、どうもありがとうございました♪
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ところで、例の130種の隠者の中で、一番気になった隠者はこちらです。
私のカードの隠者も、相当軽やかで颯爽としてる感じですが、このカードの隠者はさらにそれを上回って、なんだか楽しげ。笑みまで浮かべています!
このカード、年代が特定できません。大英博物館のコレクションになっているのですが、データでは18世紀のものだということしかわかりません。
トリエステのAngelo Vallaさんという人の手による版画だそうです。
ちなみに裁判の女神はこうなります。かわいい女神になりますね。。
20・審判のカードなんかも、かなりかわいい。。ほがらかです。