2007年04月20日

火事になったら。。。

Photo_2 家が火事になったら、これだけは持って出たい本は?と聞かれたら、まず一番に、ボリス・ヴィアンの「日々の泡」と答える癖が、いつのまにかついていました。

「うたかたの日々」というタイトルになっているバージョンもあるのだけれど、わたしの手元にあるのは古い版(1970)の「日々の泡」のほうで、インク画のようなイラストが付いているものです)。訳は曽根元吉さん。

でも、いまふいっと、エットーレ・ソットサスの写真集「METAPHORS」(2003)も、持って出たいかも、と思いました。 なぜかわかりませんが、火事で家から焼け出されてしまったわたしを、なぐさめてくれそうな。「家」とか自分のおふとんとか、お気に入りのカップとか、そういった愛着のあるものたちと別れなくちゃならなくなって、なにももたなくなったとしても、「ああ、だいじょうぶだ」と思えたりしそうな。

あと、ひいおじいさんの遺稿集(1922)。。。

あと、絶版になった本をコピーして自分で青い布をかけて装丁した、イサドラ・ダンカンの「The Art of the Dance」(1922)。

posted by な at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | かきもの

2007年03月14日

おめでとう、な感じ

なにかを待ちながら
あれこれしているうちに
なにを待っていたのか
忘れてしまった

というような状況がありそうでした。

確かに待っていたものはあったはずだけど。。。

いつのまにか、遠くのなにかを待つよりも
すぐそばにある日々のことごとに
気持ちを注いで暮らしていて

それはなんか、おめでとう、な感じ。

そうやって暮らしているうちに、
待っていたものがひょっこり
どこかからやってきたりしたら、
やっぱりずいぶん驚くのかな?

posted by な at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | かきもの

2006年10月09日

詩集「9月」より

みどりいろの田んぼに降りたった
しらさぎ1羽
きゃしゃな首すじと小枝のような脚で
みどりの縞模様の間を
ゆるやかにうつろう  ふと静止する
ましろく まろやかな しずく形

食べものをさがしているのかな

透きとおる空には氷砂糖の雲が
雲間からはあちらへもこちらへも光のすぢが
風に葉裏は輝きながらひるがえり
草むらいっぱいに虫たちの呼び声が

ほかになんにもいらないな
幼い子が眠りを惜しむのも当然な
すこやかな現実

posted by な at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | かきもの