2012年10月23日

今日のじけん

20121021_121614 この写真は、数日前に遊びにやってきた、野ねこのひまちゃん(庭の植物のおかげでほぼ保護色状態)。まだ小さいねこです。

今日、ひまちゃんがうちの勝手口の外に半日ずうっといて、夕方になってもいて、雨が降って来て寒そうだったので、発砲スチロールの箱にタオルを敷いたものをキッチンの床におき、勝手口の扉を少し開けて、「よかったら中にはいって、この箱の中で休んで」と伝え、仕事に戻りました。

ひまちゃんは生粋の野ねこなので、まず、にんげんの言葉に慣れてないだろうし、たとえ家の中に入ってきてもすぐ外に出たがるだろうな、と思っていたのだけど、しばらくすると、意外にも箱の中に座っていました。。。

ひまちゃん意外と日本語がわかるみたい、と思ってまた仕事に戻ると、さらにしばらく経ったあと、「むー」とハミングみたいな高い声がしました。

様子を見に行くと、ひまちゃんが箱の中に座ってかたまりながら「むー」と言ってて、勝手口の開いた扉の向こうから、この界隈のボスねこである(い)さん宅のロッキーが覗いていた…。

にらみ合いの状態でどうにもならず。

勝手口の扉を閉めれば、ロッキーがひまちゃんを攻撃できなくなるので、ひまちゃんの身を守れるんだけど、扉を閉めたりすれば、野ねこのひまちゃんはパニックを起こすに決まってる。。。

さまざまに説得を試みたけど、膠着状態は変わらずで。どうしよう、どうしよう、と考えあぐねて、ふたりのあいだに竹の物干しざおを差し入れたら、その一瞬にひまちゃんはロッキーの脇をすり抜けるようにして外へ飛び出していき。。。外でふぎゃー、にゃー!と激しい声が二言三言して、静かになりました。。。

急いで外へ出ると、ひまちゃんはもう影もなく、ロッキーはわたしに近寄ってきて、すりすりして、しばらくのあいだ、しっぽでバンバンわたしの腰を叩いてきた。

ロッキーには家があるけど、ひまちゃんには家がないから、うちで休んでもらったらいいと思ったんだよ、とロッキーに説明したんだけど。こんな怖い思いをしたんだから、ひまちゃんはもう家の中に入ってきたりはしないかも。

できたら家の中に慣れてもらって、ここを自分の家にしてもらったらいいと思ったんだけどな。野ねこを家に迎えるのって、そう簡単にはいかないもんでしょうか。

ひまちゃんの無傷を祈る今夜です。

posted by な at 23:25| Comment(1) | くらし

2011年12月13日

火鉢くん

Img_8089 少し前に、火鉢を使い始めました。

春先に、ご自宅の大掃除をしていた大家さんが突然「火鉢、いりません?」と譲ってくださった、長火鉢。

しまいこんでいたのだけれど、先日、友達が火鉢いいよねーと言ってたのを耳にして、「あ、そういえば」と思い出し。。。

石油ストーブが活躍する季節になって、気になりはじめました。

相方が都心のスタジオへ教えにいって留守の日は、わたしひとりで過ごすわけですが、ひとりでいるときに部屋全体を暖めるのはもったいないな、と思っていたので。。

ただ、火鉢が暖房器具として成立するのかどうか、と、一酸化炭素中毒は大丈夫かどうか、について、だいぶん考えました。

いろいろ調べて、ひょっとして暖房器具として使えそうだ、と思うにいたり。。。一酸化炭素中毒のほうは、中毒防止に窓を開けて風を通すのがやっぱり必須で。。。それじゃ寒いやん!と思いましたが、火鉢のあたたかさは普通の暖房器具と違って、遠赤外線で体を芯から暖めるので、少々室内に風が通っていても大丈夫かも、と思うにいたり。。。

そして、よく晴れた日に、いただいた火鉢をきれいにお掃除しました。一緒についていた灰も、新聞紙に広げて乾かしました。

そして、近所の金物屋さんに行き、「火鉢で使える炭、ありますか」といつものおばちゃんに聞くと、おばちゃんちの住居部分になっている店の奥の畳部屋に入っていって、そこから一包み出してきてくださいました。「この炭で具合が悪いようだったら、言ってね、私もまだこの炭は使ったことないから」と。

ナラの炭でした。着火しやすくて、はぜたりもせずで、とてもよかったです。

* * *

朝起きて、最初の着火は、「火起こし」という、底が網状になった小鍋みたいな専用器具に炭を入れて、ガスレンジの火で10−20分あぶる、というのが定番の方法みたいでした。

「火起こし」を買うかどうか悩みながら、とりあえずグリル網に載せてガスレンジで炙ってみましたが、ガスがもったいないな、と思い。。。

Img_1088 今は、少し前に自作した「ロケットストーブコンロ」で着火しています。前日の消し炭2,3個をロケットストーブコンロの煙突の中に仕込み、小さくちぎったダンボール2片に火をつけて、1片を煙突の上から落としいれ、即座に煙突の手前からもう1片を入れます。そうすると上昇気流がすぐできて、「ゴオー」という風音とともに炎が煙突の中を駆けていき、炭をあぶります。

1回、A4サイズにして1〜2枚の量のダンボールを使っています。結構、あっという間。

炭全体が赤々とならなくても、一部が赤くなれば良しとしてます。2つの炭の赤くなった部分同士を向かい合わせて、間にちょっと隙間をあけて、火鉢の中に立てておく。そうすると相乗効果で火力が増していくようです。火力が増してきたら、隙間を広げて消し炭の小さいかけらとか、新しい炭の端を差し込んでおく。。。そうやってほかの炭にも火が移ったら、また配置替えをして、さらにほかの炭に火を移してく、というふうにしています。

火鉢初心者なので、勝手がわからず、手探りでやってるけれど。。。隙間の明け具合と、赤くなった面の向かい合わせ方具合が、火が安定するかどうかの決め手、といった感じをつかんできたところです。

炭3,4本が勢いよく燃えている状態になると、かなりの熱量に。。。灰が入っている銅製の箱そのものもあたたまります。

Img_1098 Img_1083 Img_1067 お湯を沸かしたり、朝ごはんにトーストを焼いたり、昼ごはんにジャガイモスライスを焼いたり、おやつにお餅を焼いたり、夜ごはんのおかずを温めなおしたり(ミニ土鍋に入れて)。。。いろいろに便利です。

肝心の暖房機能だけれど、なかなかイケます(自分比)。火鉢のそばに陣取っていると、じわわーんと、体の中から温まる感じです。

外気温にもよるけれど、ここ数日は、通気のために室内を風が通るのも逆に心地よく感じてしまうほどでした。

冷たい雨の日も、火鉢だけで1日過ごせてしまったりしました(あ、厚着もしたけれど)。。。でも相方は換気のために窓を開けるのが寒い、と言うので、相方のいるときは、おとなしく石油ストーブをつけています。(こういうのの体感は個人差がありますね。。)

火鉢、大好きになりました。炭火のお世話をしていると、なにかそれだけですごく満たされるものがあります。折々に炭の様子を見て、配置替えしたり、炭を足したり、お世話しないといけないのだけれど、それも楽しいのです。うまい具合に火加減を保てると、達成感があったり :)

Img_1060 仕事を1本終えた週末に、火鉢のそばで日がな本を読んで過ごしたときは、ほんとに至福でした。

「火鉢、いただいてしまったけれど。。。実用性は低そう」と思い込んでいたところから、思い込みを外して「ひょっとしたら?」というところに行ってみたらば。。。意外と楽しい展開が待っていました。

ただ地震もまだ多いので、万一のときのために水の入ったやかんをそばにスタンバイしておくとか、火の始末(消し炭入れはコンクリの床の上に置くとか)には、気をつけています。あと、換気にも。

つけるのも消すのもスイッチひとつの暖房器具に比べたら、つけるのにも消すのにも手間がいるし、つけている間もお世話がいるのだけれど。。。なるべくアナログに、生活のために必要なことに必要な時間をかけることができると、自分の中の生き物が、うれしいみたいです。

そうできる境遇にいさせてもらっていること、ありがたいな、と思います。。

posted by な at 20:38| Comment(4) | くらし

2011年10月13日

焚き火日和に

先月末、夏の暑さが残る最後の日々、知り合いが「ロケットストーブコンロ」なるものを自作したと聞いて、すっかり作りたくなりました。

Img_8006_2 こういうもの。原理や作り方は、↓のページなどで、学ばせていただきました。
http://tharuno2.exblog.jp/12904702/
http://nature21.exblog.jp/14436514/
http://hee3hee3.exblog.jp/12711589/

翌日、さっそく、材料集めを開始。20リットルのペール缶を探して、近所のガソリンスタンドへ。汗をかきかき自転車で行きました。車も免許ももってない自分が、ガソリンスタンドへ「ペール缶の空き缶があったらゆずってもらえませんか」なんて、ずうずうしいかしら、と思いつつ、聞いてみたら、「もらってもらえたらうれしいです、うちでも処分に困ってるんで〜」と快く、くださりました。

Img_0738 出してきてくださったのは、赤くてかわいいペール缶 :)

つぎは煙突パーツ探しでした。これもお風呂の改装などで不要になった煙突、どこかにないかな、とお風呂屋さんや板金屋さんを訪ね。。でも出会えませんでした。

仕方ないので、ホームセンターで新品を買うことに。近所のホームセンターにはなくて、隣の隣の街の大きなホームセンターへ、初めて出かけました。その日は、すっかり自転車遠足の日となりました。Img_0615 秋色になった草むら。。とんぼの群れ。。板チョコと水筒のお水を持って、海沿いのサイクリングロードを走りに走りました。

ペール缶の中につめる断熱材は、大家さんがくれた火鉢の灰を使おうかと思ったけれど、あまりにきれいな灰でもったいなかった。。それにロケットストーブコンロを簡単に持ち運べる軽さにしたかったので、近所の園芸店で、「パーライト」を買ってきました。

こうして着々と材料を用意する間に、じつはぎっくり腰になって気絶してプチ寝たきり生活になったりの経緯があり。。その間、作りたい気持ちを抑えて静養してました。でも早く作りたくて、「数時間の間なら上半身を起こしていられる」状態になったらすぐ、製作にとりかかってしまいました。作業の動作はゆっくりしかできなかったけれど。。。

* * *

Img_0740Img_0741_2 Img_0745_2Img_0747_3まずは、ペール缶の穴あけ。煙突のサイズで型紙をつくって、缶に印づけ。

画鋲をトンカチで打ち込んで、穴を開け、いくつか連続して穴あけ。少し隙間があいたところに、金ばさみを入れて、切っていきました(写真ではだいぶん画鋲穴をたくさんあけてますが、こんなにあけなくてよかった。真ん中だけ切り込み入る程度にあければ、あとは金ばさみでスイスイ切れるし、そのほうがキレイ)。

穴あけは、意外とすんなりいきました。

Img_0750 Img_0752 次は、煙突のまっすぐのパーツを、長さにあわせて切る作業。マスキングテープで印をつけて、金のこで、地道に、切っていきました。

途中、お茶をしたり、体を休めたりしながら、正味1時間半くらい、かかってしまった。。。

切った断面を、鉄やすりでなめらかに整えて。。

Img_0749 Img_0761 煙突パーツをペール缶にはめて、断熱材のパーライトをまわりに注ぎ。。。Img_0762

Img_0763缶のふたにも穴を開けて、カバーをつくりましたImg_0766Img_0767Img_0768

Img_0772_2試運転。ゴオーッという音がして、炎が   煙突を上っていきました。かなりの火力。 お湯もすぐ沸きました。

* * *

ロケットストーブコンロに惹かれたのは、日々パンを焼くときのガスを節約できそうに思ったからでした。なので、ロケットストーブコンロ用のパン焼き窯「ノブヒェン窯」も合わせてつくることにしていました。

ノブヒェン窯の作り方は、こちらを参考にさせていただきました。
http://nature21.exblog.jp/14344972/

ノブヒェン窯のパーツその1の、不要なフライパン。リサイクルショップやフリマなどあたろう考えつつ、実家に久しぶりに帰ったら、なんと「明日、燃えないごみに出すから」と勝手口にフライパンが1つ置いてあったので、ありがたく頂戴しました。サイズもペール缶にぴったり。神様ありがとう、と思いました :)

実家ではついでに、母が「買ったけれど一度も使ってない」というマジックソーなるセットを貸してくれて、その中に金のこと、鉄やすりも、入っていて、煙突を切るときに助かりました☆

あとは、近所のリサイクルショップへ行ったら、大きなスポンジケーキの型があって(底が外れるもの)、これが窯の高さを出すパーツになるかも、とひらめきました。200円なり。

あとは家にあるもので、なんとかなる。というわけで、パン焼き実験もしてみました。

フライパンの中に、水に浸した素焼きの陶器(植木鉢皿)をおいて、その上にシリコンオーブンシートを敷いてパン生地を置き、スポンジケーキ型のリング部分をまわりにはめて、その上からステンレスボウルをかぶせました。

Img_8010 ステンレスボウルの上に、びんのふたを置いて、もうひとまわり大きいステンレスボウルをかぶせたら、ノブヒェン窯もどきのできあがり(写真で一番上にのっかっているのは、重しがわりの壊れたやかん。。不要かも)。

※ちなみに、屋内で使用しているように見えますが、ベランダにトタン屋根と窓をつけたような、半分外のようなスペースで使用しています。

パン生地は、いつものように、前夜仕込んでおいたパンだねを成形したものを。

浜でひろった細めの流木をメインの薪に、ダンボールを火種にして着火。

Img_8014 Img_8015 できあがりは。。。ちょっと温度が上がるまでに時間がかかりすぎたかな。。という感じの、だれたパンになりました(汗)。

Img_0151_2 ちなみにふだんガスオーブンで同じものを焼くとこんな感じ→

水に浸した陶器からの水蒸気が多すぎたか。。火の上に乗せる前に二次発酵をしすぎたか。。。次回は水を減らすのと、二次発酵を省くのとで、実験してみようかな。

Img_8018 表面はじゃっかん蒸しパンふうになったけれど、中はふわふわ、底はカリカリ。意外に食べたらおいしかった。

パンというのは、よほど妙なことになっても、なんとか食べられる、というのがよいところ :)

焚き火日和の秋の日に、なかなか楽しいパン焼き実験でした。。

いざというときに、役に立つ、暮らしのたしなみのひとつとして、もう少し上手にできるように練習しようと思います。

posted by な at 18:01| Comment(0) | くらし