2016年06月09日

梅仕事、庭仕事、ミニスツールづくり実験プロジェクト

20160607_144809 太陽太陰暦では、もう皐月。少し前ですが、急に相方が思い立ってくれて、ほたるのいる谷戸へ、夜中に自転車を走らせてみたら、もうちらほら、出はじめていました。ほたるって、どこか時空を超えた感じがあって、すきです。

日々があっという間に過ぎていく、せわしなさは相変わらず続いているのだけど、先月末に遊びにきてくれた(魔女の)ともだちのおかげさまで、ここ数日は、変に焦ってばかりいることから離れられていて、落ち着いていろいろこなせています。ありがたい。。!

とはいえ、ともすると、日中にへたばってしまうとかもあり、魔法(?)に頼るだけでなくて基礎体力向上をテーマにかかげないといけないと思うようにもなってきました。健康は日々のコツコツから、というともだちの言葉と実践に触発されたのもあります。

とにもかくにも、ようやく庭木の剪定(去年さぼったから2年分!)と、雨どいの大掃除と、梅仕事とミニスツールプロジェクトのつづきとをやれたので、自分的にはかなりほっとしています。仕事を後回しにしてるのが少しまずいけれど。。。でも仕事は取り組みはじめると他のことが何もできなくなるので、どうしても。。ね。。

20160605_080330 20160607_112032 梅仕事は、じつは今年はお休みする方向で考えていたのだけど、熊本の有機野菜を送ってくださった農家さんから、サービスで梅をいただいたので、急きょ一部を梅干しに、傷みが出たのを梅ジャムにしました。いつもは梅シロップを仕込むのだけど、相方は梅シロップがそれほど好きでないので、今年はジャムにしてみた。はちみつでひと瓶、黒糖でひと瓶。あと少し前に山椒の実をいただいて!これは塩漬けにしてみました。20160530_104926

雨どい掃除は、ひとりで梯子にのぼってやりました。全部やるのに5時間。。。でもずっと気になっていたので、ほんとうにすっきりした気持ち。西側の雨どいのお掃除は、特に最高に楽しかったのでした。ここだけ、梯子からセンダンの木に乗り移ってやるんだけど、この木のぼりが楽しく嬉しい。今の時期のセンダンは葉があおあおとしていて、かわいい黄緑色の丸い実もついていて。登らせてもらっているあいだじゅう、なんて美しい樹なの!と大絶賛が心の中で止みませんでした。センダンの木、ほんとうにだいすきです。

しかしこの木が秋に一斉に葉っぱを屋根に降らせるから、雨どいがつまる。。というのもあるのでした。それで今回は工夫を試みた。オグラカップさんというすてきな発明家の方がつくっていらっしゃる「トイクリーン」なるものを、入手しておいたので、これを設置。設置は簡単にできました。これで葉っぱのつまりがなくなるなら、すばらしいな。センダンの葉っぱの数は容赦ないから、もしかしたら追いつかないかもしれないけど。。。様子を見てみます。

東側のセンダンは、おとなりの家の雨どいにさしかからないようにと、冬のあいだにだいぶん切ってもらっていて、そのとき切った枝からスツールを1つ、すでにつくりましたが、もうひとまわり小さいスツールをつくる実験プロジェクトも、まだ進行中だったので、続きをしました。

このミニスツール実験プロジェクトでは、まず貫と座枠を直径12.7mmで削り出して、テノン(ホゾ)をつけたのが、2月29日。それらがカラカラに乾くのを待ちつつ、脚のパーツとして枝のまま(樹皮がついたまま)のセンダンを長さをそろえて切って(4月2日)、これらもすべて室内に置いて自然乾燥させていました。前回の大きいスツールのときは脚の乾燥が甘すぎてスプリットが出たので、今回は長めに脚を乾燥させてみたわけだけれど(2か月間!)、長すぎて乾きすぎちゃってないかが心配でした。

20160605_164201 とりあえず、脚のうち2本を、樹皮のない状態に削ってみました。削り馬の後足のホゾを削りなおしてジョイントを改良したので、安定がぐんとよくなって作業しやすかった。ミニスツールの脚はすでに2カ月乾燥させたので、樹皮がなくなっても急激な乾燥による割れの心配はないかな、と思ったけれど、念の為、樹皮を削ってすぐにブッチャーブロックコンディショナーという蜜ろうオイルを塗っておいた。

20160605_164416 ミニスツールの貫・座枠のテノンは、直径12.7mmだったのが乾燥後には直径11.7〜12.4mmになっていました。ホゾ穴のサイズは直径11.5mmにすることにして、貫・座枠のホゾをナイフで縦12.0mm×横11.7前後の楕円形に調整。ちょっと手がかかりました(汗)。

乾燥しきった(生木ではない)センダンの切れはし枝に、直径11.5mmの穴を開けておいて、この穴にはめてみながらホゾの微調整をしました。穴に「きう」というきしみ音とともに入るくらいがちょうどいいサイズ。

20160606_221951 20160606_222423 そのあと、いよいよ脚4本にドリルで穴をあけて(これが一番神経使う…穴開けがまがりがちなわたしなので)、一気に組み上げました。パイプクランプで締めていって、ホゾがホゾ穴に入っていくときの「パキン、パキン」という音、なかなかよい感じでした。今回も実験として、糊なしで組みました。

わたしは出来上がりの形に多少ゆがみが出ることになっても、パーツは木目に沿って削ることを好んでしまう変態(?)です。。。だから組み上げはほんとにど きどきする。果たしてちゃんと組み上がるのか、ものすごくゆがんだらどうしよう、折れたらどうしよう、とスリル満点です。20160607_000323

今回は無事組み上がりました。目立ったゆがみもなくて、強度も大丈夫そう。センダンは細くてもしっかりしているように感じます。まあ、使用時の強度はこれから使ってみないと確認できないけれど。。

20160607_001108 今回は脚にスプリットは出ていないです。樹皮を剥いたほうの脚の穴開けのとき、下穴を開けるつもりにしてたのに、忘れて下穴なしでやっちゃったけど、大丈夫だった。

もう何日か、組み上がったジョイント部分の観察をしてから、座編みをする予定にしています。

* * *

「猫の額庭」の庭木の剪定は、切った枝葉の処理を相方が手伝ってくれたので、今年はだいぶんはスピーディーにできて、ほんとうに助かりました。ずっと「やりたいことリスト」に書いておきながら、なかなかできずにいたのだけど、翻訳仕事に切れ目が出ている今のうちに、と思ってやりました。

ただ実はその直前に、お隣の大家さんが、3日間職人さんに来てもらって共有庭のほうの木々をだいぶんスッパリと切ってもらっていて、あまりにスッパリ切られたので、なんというか、うううという気持ちになっていました。

20160603_233615 それでひさびさに少しだけ木削りしたら、とてもなぐさめられて。岐阜の講座のときにもらってきたエゴノキで、子供用スプーンを1つ削っただだけなのだけど、削っていると、ざわんざわんしてた気持ちが落ち着いてきて、共有庭の木々を剪定してもらったことで風通し・光の入り具合がぐんと増したことの良さを思い返したり、剪定で出た幹や枝をたくさんいただいたことも、グリーンウッドワークをこれからもっとがんばるきっかけをもらえたのだなと思えたり、この枝や幹は、きっと別の形で生きるようにしたい、と心から思ったりしました。

「猫の額庭」の木々はそれほど切りすぎないようにと思いつつ、環境再生士の矢野さんにちょっとだけ教わった原理を参考にして切っていきました。でも切りだすと、どんどん切ってしまう。。さっぱりすることを木々本人が喜んでもいたようで。そんなときに大家さんが見に来て「うちがあんなに切ったからって、そちらも切らなくちゃいけないってわけじゃないからね。。。」とやさしいお言葉をくださったのは、うれしかった。。。翌日にはお向かいのおじさんが「すごいねえ、ひとりでやったの?職人さんが来ていたのかと思ったよ」と言ってくださったりもして、お隣近所、みなさん気のいい方ばかりで、ほんとにありがたいです。

そして剪定で出る庭木って、すごい豊かだなあと改めて。グリーンウッドワークは山や森の保全・手入れに伴ってやるのが理想的だと思うのだけど、わたしは今のところ、身近な庭木との関係を深めることのほうに誘われているもようです。そしてそれがすごく嬉しく楽しかったりするのでした。日々同じ場所で一緒に過ごしている木々だから、なのかな?

ただ、自分の暮らしている関東の果樹などは、口に入れるカトラリーにするには若干の不安もあるので、西の遠方のお知り合いからも、剪定で出た果樹をいただけるのが、これまた嬉しかったりするのでした。

木削りは、なにより自分にとっては精神安定剤で。。。皐月の新月の午後、削り馬にまたがってミニスツールの脚になるセンダンの樹皮を削った後も、ソファに横になったら、胸の奥からじんわり幸せ感が押し寄せてきて、どうしたことかと思いました。

木々には、ほんとにお世話になっています。

posted by な at 00:12| Comment(0) | 季節のこと

2016年05月21日

植物力、というか

20160504_095212 玄関先で今年はアーチ状に茂ってくれたノバラは白い花を咲かせ終えて、知らぬ間に生えていたスズランや、ワイルドストロベリーも(どちらもやっぱり白い花だな)花をひととおり咲かせて。

20160426_112437 麦なでしこ(父が種をくれて秋にまいたもの)やクリスマスローズなど長く咲き続けてくれていたのが終わりにさしかかって、

20160521_150451 ここしばらくはハクチョウゲが満開で、キウイは薄オレンジ色の花をつけているところ。

20160521_150251 そして何年か前に相方が生徒さんからいただいた鉢植えの紫陽花も、数年ぶりにかわいい花をつけていて、うれしい。きれいだな。挿し木からすっかり大きくなったランタナも、地道にロングランでぽつぽつ花を咲かせてくれています。

20160521_150306 少し前に、なぞの芽が出た、と思って大事に様子を見ていたのは、シソでした。今やどんどん大きくなっていて、頼もしいかぎり。ヤツガシラも、プルメリアもまた新たな葉っぱをぐんぐん伸ばしだしました。

20160521_150413 20160521_1503004月終わりに種をまいたミニトマトもしっかり育ってきていて、5月になってからまいた藍と風船かずらも芽出しが始まりました。

季節のめぐりは、ほんとうに着々と、とまることなく進む。。。わたしが生活に追われてあっぷあっぷしている間に、みんなは着実です。

わたしも生活なんかに追われているより、もっとちゃんとみんなとめぐりの歩調を合わせていけたらいいのにな。仕事がぱつぱつなのと家事や夏じたく、いろいろ押し迫っているように感じていて、すぐしんどくなってしまいやすいこの頃でした。昨夜仕事のヤマを1つ超えられて、今日はひさびさに少しくつろいで、心の羽根を伸ばしてみれている感じです。

* * *

今朝は、ずっとうちに来なくなってひさしかった、野ねこの(さ)さんが、再びやってきました! しかし痩せこけて、ただでさえ小さめの体が一層小さくなってしまっていた。猫ミルクと猫ご飯をあげたら、すごい勢いで飲んで食べてたけれど、見たら食べながら目から涙を流していた。

食後、少し落ち着いて、顔を洗ってくれて。わたしもちょっとほっとしました。でも何があったかわからないけれど、だいぶんつらい日々だったのだろうと思う。商店街へ自転車を走らせて、消化しやすく栄養価の高い、子猫用のごはんを買ってきました。(さ)さんはもう子猫ではないけれど、今の状態にはふつうのごはんは負荷をかけそうに思えて。

そして(さ)さんを、うちの中で暮らしてもらうようにしてはどうか、とまた考えが走りだしています。どうも、外での暮らしを楽しんでいるようなタイプには感じられず、安心できる場所でのんびりしているのが好きそうに思えてしまうのだけど、それは自分の投影かな。

わたしもつい先日、とても悲しいできごとがあって、その記憶がなかなか薄まらなくて、対人恐怖がいままでよりも、やや大きくなっていて、電車で見知らぬ人の隣に座っているだけで危険を感じて緊張する、というような出方をしてしまっていました。通訳仕事で出かけなければならないので、出かけるけれど、仕事がすんだら飛ぶように家に帰ってくる、というこの頃でした。

知っている人、なじみのある人と会うと、心からほっとするのでした。なじみのある場所も安心する。

こんなとき、今までいろいろ学んできたこと、役立つツールがいっぱいあるはずなのに、それらを使うことすら思い付かなくなるのは興味深かった。ただひたすら膝をかかえてうずくまっている(心理的に)ことを、していたい感じでした。そうやっているあいだに、わたしの意識のとどかないところで、知らないうちに何かがプロセスされていて、そしてふたたび普通に元気になる、ということがあるように思えていて。

そして実際なにも工夫も対策もせずにいるうちに(ただ相方には話をきいてもらったりしました――ありがとう)、今朝の起きぬけに、全身の磁場(?)がそろうような体感が来て、大丈夫感がやってきました。この大丈夫感は、なんというか、ハラが決まった、みたいな感じでもありました。なにかが、無理なく自然と、きっぱりとして。なにか大きな全体像が見えた感じで、その全体において、わたしの中のなにかがはっきりしたような。うまく言えないけれども、とにかくもう翻弄されている感じはなくなったのでした。

あ。これは、居なおる、という感じなのかもしれない。

季節のめぐりとともに、確実に着実に変化して、生きるということをまっとうしていく、そういう植物のようなところが、自分の中にもある、ということなのかな。そのように、できているのかな、生き物として。

野ねこの(さ)さんも、やせこけちゃったけど、生きていて、うちに来てわたしに声をかけてくれたんだから、生きる力は、きっとだいじょうぶ。。損なわれていないすこやかなところがちゃんと活躍してくれているはずなのを、信頼しようと思います。

posted by な at 16:22| Comment(0) | 季節のこと

2016年04月03日

グリーンウッドワークのスツールづくり実験(2)

20160329_134136 お花見の季節。明日はあったかいらしい、ときいたある夜、「明日、ちらしずしをつくって、お花見に行きたいな」とひらめき。。。翌朝おきて、冷蔵庫にあった材料で菜の花ちらしずしをつくって、自転車で川べりをずいーっと走りました。

が、桜にはまだ一足早かった。。。でもひさしぶりのピクニック、ちらしずしがおいしかったのもあって、楽しく一気食い(!)しました。

いろいろあった3月が終わって、昨日今日とは、ゆっくりする週末を決め込んでいます(次の仕事があるのだけど、手をつけない、ということを練習中)。

20160403_115302 20160403_115352 昨日は寝室の片づけをして、忘れられたように置かれていたモノたちとちゃんと向き合って、それぞれに生きる場所を考えなおした。そのあとは、「繕いものの日」とする!と決めてたのが、やっぱり少しだけ木工をやってしまいした。。。小さいスツール用のパーツ(脚)を4本切り出して、そのとき出た端材を見てたら久々にスプーンを削りたくなって(汗) 手遊び的に1つつくりました。

* * *

さて、今スツールは大きいのと小さいのと2つ実験プロジェクトが進行中ですが、そのうち大きい方は、2月始めに岐阜で椅子づくりを終えてすぐ、忘れないうちに復習だー、と思ってとりあえずシンプルスツールをつくろうと、パーツ(貫と座枠)を削り出したのが2月16日。

ストーブをよくつける部屋に吊るして、パーツが乾くのを気長に待ちました。スツールの脚4本は、樹皮つきのまま寸法に切って、こちらは急速な乾燥で割れがおきないよう、木口にみつろうワックスを塗って、室内で自然乾燥させていました。

20160313_135328 20160403_163802 その間に、仕事に追われつつ家の外壁塗装しなおしプロジェクトや、スプーンナイフのスリムな皮カバーづくりや、替え刃式ノコギリの柄づくりや、スツールづくり用治具づくりなどして。。。

ようやっとスツールづくりの続きに戻ったのが、3月28日。

20160401_124627 脚のうちの2本の樹皮をドローナイフで削り取って、穴を開けて、貫・座枠をはめて組み上げました。

以下、自分用の防備録。

丸い脚に穴開けするときの、脚を支えるためのV字型の治具は、ホームセンターで、三角形のブロック4個と、角棒を買ってきて作成。三角ブロックのうち2個を半分に切って、角棒に載せて木工用ボンドで24時間圧着。20160403_150933_2

20160328_203111 これを削り馬の座面に乗せて、脚2本をのせて固定して、鏡を立ててドリルの傾きをチェックしつつ穴開け。穴の深さが25oになるよう、ドリルにビニールテープを巻いて印づけ。ノギスで深さチェック。

今回は、ラウンダー(えんぴつ削りのおばけのようなもので、貫の先端=テノンをまるく整える道具)のサイズの関係で、ホゾ穴のサイズは18.5mm。脚の太さは直径34〜40mm。ずいぶん脚も長いこと乾かしたつもりだけれど、穴を開けてみると、穴の奥のほうはカラリとは乾いてなくて、しっとり感がありました。

しかし、樹皮をむいた脚2本は、穴を開ける過程で表面に亀裂が。穴開け寸前に樹皮を剥いたせいかも(急激に乾燥が進み始めたところで穴開けの圧が加わったため?)。下穴を開けなかったのもいけなかったかな。あと、センダンはあまりねばりがない材なのと、穴の径も大きかったせいかな? 樹皮がついたままの脚は、そのような亀裂は走らず。

でも今回はあくまで復習目的なので、亀裂があってもそのまま進める。。。多少亀裂があってもその他の部分の繊維が通っているから、強度的には大丈夫だろう、とかなり楽観的観測で。。。

貫・座枠は、生木の状態でテノンをラウンダーで19.1mm径に削ったものが、36日後には断面の径が縦18.5〜20mm、横18.5〜19mm。

組み上げは一生懸命だったので、写真がない。。。木槌で叩いて組み上げる、とマイクさんの本にはあったけれど、自信なかったので、パイプクランプを1つだけゲットして使用。パイプクランプは、貫をもみもみしながら、じわじわと力を加えられるので、いい感じではまった。「キウッ」という音がしてはまってくと、ちょっとうれしい。。

20160403_152653 このパイプクランプはebayでの初のお買い物。アメリカから届きました。サッシュクランプやパイプクランプを自分が入手するとはまさか思っていなかった(椅子づくり講座のときも、パイプクランプ3本で組み上げる段になって、これは自分ではできない、というか、道具がそろえられないや。。と気落ちしたくらいで)。。でもこのベッシーのパイプクランプは、木工用作業台のないわが家でも、床で作業ができるとわかって、1つだけ買いました。アメリカ価格で15ドルくらい。少し高さがあるので、ハンドルを回しても床につっかえないようになっていてグーです。パイプは太さ1/2インチのものを80cm分、ネジ切り加工済みのものを、たまごや商店さんから、千円すこしで購入。思っていたより大変な金額にはならなかった。。よかった。。

20160328_215202 20160328_232838 樹皮のついたパーツと樹皮なしパーツの取り合わせを考えて組み上げてみた。。組み上がると、思っていたより大きかった。。脚の上下の断面をナイフで面取りして、みつろうワックスをうすく一塗りして、一応フレームは完成。

座編みはこれから。。。なのだけど。

20160401_124658 フレームを組んでから翌日〜翌々日くらいに、脚に貫を差し込んだ部分の、逆側の面に縦に亀裂が入っているのを発見。これはどういうことだろう? 

貫を差し込んだ部分の側の亀裂なら、マイクさんの本(『Living Wood』4th Edition P165)では原因として、@脚の乾燥が甘いと、カラカラに乾いた貫(脚の穴の横径にジャストサイズのもの)が組み込まれた後、貫が脚の水分を吸って膨張して太くなってしまい、脚に圧をかてしまう、もしくはA脚に穴を開けてから半日以上経った後で組み上げるときにも亀裂が起こる場合がある(穴を開けた部分が急激な乾燥にさらされて)、とある。あとは、理由Bとして、森林アカデミーで聞いた説明によると、組み上げた後、脚が乾燥するにつれて、貫に対して締め付けが起きる(このためしっかり組み上がる)けども、脚の乾燥が甘いとその締め付け度合いが強くなりすぎてしまうため。

今回のスツールの場合、組み上げた後の亀裂は、樹皮をむいた脚に起きているから、樹皮を剥いて、直後に穴開け・組み上げをしたので、乾燥が急激に進んで、理由B(もしくは@?)で亀裂が起きたのかな、と思う。。。 樹皮のついたままの脚は、組み上げた後、現在もっとゆっくり乾燥が進行中なはずだから、この樹皮つき脚に今後亀裂が出てくるかで、理由B(か@)かどうかが特定できるかな?

脚の乾燥が甘かった可能性は、ある。。脚は乾燥しすぎてもよくないと思って、ストーブをたいている冬の室内で36日置いただけで、貫・座枠のように、ストーブの真上に吊るすとかして直接温風をあてるようなことをしなかった。。。

あとは、もとより、マイクさんや、森林アカデミーで教わったのと大きく違うのは、丸いままの枝(=芯持ち材)を座枠以外のパーツに使っていること。芯の部分の乾燥は遅いので、これが一番、亀裂の原因として有力かなあ。。。

この件の検証はつづく。。。

とりあえず、復習と実験、たのしい :) 

丸いままの生木の枝で家具づくりをしているAlison Ospinaさんのやり方だと、ジャストサイズ(組むときキウッというくらいピチピチ)の円形テノン(楕円形でなく円形)を、ボンドを入れたホゾ穴に入れるのだけど、今回はボンドなしで、とりあえず組み上げ後の乾燥が進んでどうなるかを見てみるつもり。今のところ頑丈で、がたつきゼロ。

一応貫も座枠も、テノンの横径は穴にジャストサイズか0.2mmくらい大きめ、テノンの縦径は最大で1mm大きめくらいに調整して、楕円形のテノンにはしたので、論理的にはボンドなしでも大丈夫なんじゃないかな。。。局所的に縦径がジャストサイズに近いものになっている部分があるので、そこが心配だけれど。

座編みも練習をかねてやってみてしまうべきか、今後新たな亀裂なしの脚に取り替えてからにすべきか。。。迷う。。。

posted by な at 17:18| Comment(0) | 季節のこと