2018年03月31日

春のつれづれと、One Tree講座

春です。なんだかずっとパツパツに仕事をがんばってきていて、久々にゆるんで「まどろみタイム」を楽しんでるここ数日です。

Img_4093_3数日前には近所の公園へお花見に。例年はわたしが生き急ぎすぎて、まだ開花してない中だったり、冷たい風が吹きすさぶ中になったりするのだけど、今年は珍しく満開の桜を前にピクニックできました。今年は和食のピクニック。お正月以来、すっかり和食党になって、体調もよくなってきてる感じです。

公園はお花見の人たちで大盛況で、ちびっこたちが縦横無尽に走り回っていました。飽きずに何度も同じ場所をぐるぐる走っていたり。。。「とりさんが転んだ!」というなぞの遊びをやってた子たちもいた。ルールがはちゃめちゃだったけど、本人たちはめちゃくちゃ楽しそうで、なにより。

お花見に行くと、花もいいけど、ちびっこたちを見てるのが楽しいです。。 :)

ここの公園は植物園という別名もあって、結構敷地の奥のほうはさまざまな樹種が植えられていて、すべてに名札と解説もついていて、とても勉強になるのでした。モッコクの枝で染め物ができると知りました。「猫の額庭」にも一本あって、毎年剪定をすると切り口が赤く染まるのは体験していたから、腑に落ちた。今度は剪定枝を取っておいて、染めてみたいです。

Img_4095 梅の実が小さくみのっていて、ピンクと黄緑のグラデーションがきれいでした。植物のみなさんは着々と、季節のめぐりと足並みをそろえて暮らしていて尊敬する。。

* * *

おとといはようやっと今年のお味噌の仕込みをしました。国会中継が気になってはいたのだけど、お味噌にはよい気を入れたい、と思って、ラジオをかけたら、シューベルトの、なんだかのどかな曲がかかってたので、そちらを聞きつつやりました。

Img_4106 とんとんと、すりこぎで、煮た大豆をひたすらつぶす作業のときに、グリーンウッドワークの斧使いを思い出していました。

一週間前まで、岐阜で5日間のグリーンウッドワークの合宿講座に参加していたのでした。そこで、割った木を、斧ではつるときに、はつりたい場所を「ねらうけど、ねらいすぎないこと」と教わったのが心に残っていて。

人類は斧という道具を使いだして、もう数千年経っているんだし、みんなのDNAのどっかにそのときの記憶が入ってるんだから、力まないでやれば、ちゃんとできるものなんだよ、というふうに言われて、やってみたら、前よりもずっと思うように斧ではつれるようになったのでした。

Img_3859 今回の岐阜での講座は、またしても、日がな木を割って、はつって、削って、樹皮をはいで、切って、編んで、おいしい手作りごはんをいただいて、みなさんとおしゃべりして。。というしあわせな日々。アメリカ・ウィスコンシン州から来てくださった、ジャロッドさん&ジャズミンさんに、1本の木から手道具だけでさまざまな生活道具をつくることを教わりました。森林文化アカデミーの久津輪さんとグリーンウッドワーク研究所の加藤さんが開催してくださった、One Treeという講座です。

山桜と朴と、実際は2本の木を切ってくださってあったので、その2本のいろんな部分から、お箸、まな板、ふた付き容器、ナイフの鞘、スプーンをつくっていきました。

Img_3869Img_3889Img_3921メインの道具は斧とナイフで、斧がますます好きになりました。ナイフワークも、ジャロッドさんのおだやかでていねいな指導のおかげさまで、前よりも体にやさしくやれるようになった気がしています。木工用ナイフでの作業のポイントが、また少し腑に落ちてきた感じがしていて、うれしいです。

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Img_4039 いつものごとく作業が遅い自分は、お箸は1組の片割れしかできないし、まな板も最後まで完成せず、ふた付き容器もスプーンもみんなの半分の大きさ(おなじ大きさにしたら作業が追いつかないので)。。。でもそんなことも気にならないくらい、ものをつくるプロセスが楽しくて仕方なかったです :) 

ふた付き容器は、shrink potと呼ばれるもので、生木をくりぬいて筒にしたものに底板を差し入れて、生木の収縮を利用して底板を締めあげていくのです。最初はゆるゆるの底板が、毎日、筒の乾燥が進むにつれて締っていくのが、おもしろい。。!まだ乾燥が進み中なので、仕上げはこれからです。たのしみ。

アメリカ北部の先住民の方たちがかつてつくっていた箒(peeled broomというもの)の作り方もざっくり教わったので、これも近いうちにやってみたい。。。

Img_4017 生木の持つたくさんの可能性にわくわくします。木とまたもすこし、お近づきになれた気がしてうれしい。。。それから、グリーンウッドワークが好きなみなさんと、またもすこしお近づきになれた気がして、とってもうれしいです。

お世話になったみなさま、ご一緒したみなさま、ほんとにありがとうございました。。!(写真はみんなの作品の一部。本の形をしたふた付き容器を作った方もいたのです、かわいい!)。

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講師のジャロッドさんのことは、元大工さんの、アメリカのグリーンウッドワーカーということ以外、何も知らないまま講座に参加したので、彼が実はウィスコンシン州のスペリオル湖(北海道よりも大きい、世界最大の淡水湖)の湖畔地域に住んで、ネイティブアメリカンのオジブウェ族(オジブワ族、チペワ族などとも呼ばれます)のコミュニティの中で長く暮らしてきた、スウェーデン系の方だったと知ったときは、うれしかったです。

ジャロッドさんは物腰がおだやかで、説明やデモンストレーションもていねいに、ゆったりと時間をかけて行ってくださるのが印象に残りました。それでいて、アプローチは科学的というか、「このようにする理由は、ここにある」ということも教えてくださり、同時に実用重視で、型ばかりにこだわるようなところはないのでした。興味深かったし、わかりやすかった。。。

ナイフ使いのベーシックを覚えた1日目、「目を閉じて、ナイフが材にどうあたっているかをゆっくり感じとりながらやってみて」と言ってくださったときのことが、心に残っています。体がおのずと刃と材の当たりを繊細に調整していることに、気づけるように、促してくださっていました。そのあとも、特定の作業のときに、「ここはゆっくりやってみて、時間をかけて」と言ってくださったりしてた。時間との付き合い方、ていねいな姿勢、そういうところが、私の中の”欧米人”の感じ(一般的な印象です、すみません)と違うなあと思いました。

作業工程を最初にやってみせるとき、予定どおりにいかないところがあったときも、「これは今手にしている材が、こういう材だっていうことだから」と言って、淡々と受け入れて、その材と関り続けていってらしたのも心に残りました。(「もし売り物用にものづくりをしていたなら、この材は使わないことにするかもしれない。。けど、今はみなさんも投げ出さずにこの材でやってみてほしいと思うんです」「むずかしいところはあるけど、美しい木だから」というようなことをおっしゃってた)。

Img_3904 Img_4117 Img_4018 彼のパートナーのジャズミンさんも、静かな雰囲気の、手仕事を愛してやまないのが伝わってくる方でした。インディゴブルーがとりわけ大好きらしく、藍染めに心を奪われているらしかった。ジャズミンさんには、樹皮の編み細工で、ナイフの鞘をつくるのを教わりました。とてもクレバーなデザインです。楽しかった!(右の写真は、ジャズミンさんが知らぬ間に完成させていた、桜の樹皮細工の筒。継ぎ目が美しい。。)

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それにしても。。わたしは、ふだん黙々と暮らしてる時間が長いので、大勢の人とずっと時間を一緒に過ごすのは一大チャレンジだし刺激も大きかったりして、、、はしゃいでしまったり、落ち着きがなくなったりすぐしてしまって(涙)。いつでも淡々とマイペースでいられる人たちが、うらやましいなーと思うばかりです。こんなはしゃぎがちな自分でも、木とじっくり向き合って作業ができた時間もあって、そうさせてもらえたこと、感謝しています。

できないなりに、やらせようとしてくださり。。やや時間がかかっても自分でやってみること、発見していくことを、見守ろうとしてくださったこと、ありがたかったです。

ただ、自分ももっとほかのみなさんくらいに器用だったり握力・腕力があったらよかったのに、とやっぱり思います。そしたらもっと講座がサクサク進んで、みんながもっといろいろ学べたのかも、と思うので。。。。。

Img_3951_2Img_4009_2 今回の講座では、家で自分で続けていけるベースのところを、また少し、育てていただいた感じがしています。講座の時間内に完成したのは、スプーンだけだったけれど、作業のプロセスそのものががひたすらに楽しくて、シンプルな手道具と関わりを結んでいくうれしさがありました。スプーンの粗削りを終わりまで斧でやってみれたのも収穫でした(時間はめちゃかかったけど)。

つくったものが未完成でもこんなにうれしいのは、初めてかも。。。材と関わるときの心のありようとか、道具とのつながりを育ませてもらえたことが、今もうれしいです。

ジャロッドさんのつくる作品は、人柄を表してか、控えめな中に広範な研究心とこだわりと研ぎ澄まされた技術とがぎゅぎゅっとつまったようなものたちでした。ネイティブアメリカンの伝統工法のカヌーや橇、バスケットから、スウェーデンの昔ながらのスプーン、器、ふた付き容器まで、暮らしの中で生まれてきた道具の歴史も尊重しながらものづくりをされていて、深みがあります。

別れ際、握手してくださりつつ、唐突に「See you later」とおっしゃって、でもまた会う予定などなかったので私的には「???」でしたが、また会えたら、うれしいな、と思いました。今回は作業中の質問以外、お話がほとんどできなかったけど、もしまたお会いできたら、今度はゆっくりお話をお聞きしてみたい。。。

(ジャロッドさんの職人魂のようなものに、やっぱりぶっ飛ばされてもいるのだけれど、これもなんどもぶっ飛ばされているうちに、慣れるのかも。。。)

posted by な at 21:08| Comment(0) | 季節のこと

2018年01月11日

節目の季節

Img_3302遅ればせながら、2018年新暦新年あけましておめでとうございます :) 

写真は昨日、川べりで水玉もようを形成していたユリカモメのみなさん。猛烈に風に吹かれていた。。わたしも猛烈に風に吹かれながら自転車こいでたところだったので、なんか連帯感もちました。

PCを新しいのにお引越しをして、しばし今までやっていたとおりにはいろんなことができなかったりで、ブログを書くまでになかなか至らなかったけれど、元気でした。

先月は通訳仕事と翻訳仕事しつつスプーン削ったり、バスケット完成させたり、家の外壁塗りしたり、庭木の剪定したり、網戸の張り直したり、常緑リースつくったり、と駆け抜けました。。なんかいつもよりハイパーな12月でした、どうしたことだったろう。。。

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年末は父の山間の家へおせちづくりを手伝いにいって(八つ頭の面取りしてたら木削りモードに入っちゃったり……)、父手打ちの年越しそばをいただきながら、きょうだいや姪っ子甥っ子たちとツッコミを入れつつ紅白を見て。元旦は相方のお母さんのおうちでスクラブルをしたり、天皇杯を見たりして過ごして。

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珍しく1月2日夜には我が家にいったん戻りました(ここ何年も、三が日に自分の家に帰ってきてなかったのでした)。

今年は新年早々、流れにまかせて予定外の展開に身をゆだねてみたら、ちょこちょこ意外な発見がありました。

まず初売りセール初体験@神保町のスポーツ用品店では、相方が買ったズボンのすそ上げをしてもらっているあいだに、近場でさくっとおゆうはんを食べようと、入ってみた小さな中華料理屋さんで、何気なく飾ってあった色紙たちをよく見てみたら、丸木位里さん俊さん(丸木美術館の原爆の図を描いた画家の)、吉永小百合さん、菅元首相、村山元首相、青島元都知事などなどのサインだったことがわかってびっくり。

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丸木さんの色紙には「ひろしまの子は鳩になった」とあって、鳩の絵が描かれていました。お店のスタッフは全員中華系の方なのだけど、色紙はどれもだいぶん古そうで、いろいろ不思議でした。もちろんお料理も良心的なお値段でおいしくて、よいお店でした。神保町の北京亭というお店。

もひとつ、3が日の間に映画を見に行く、というのも相方に誘われるままに、初体験。3日に伊勢佐木町にある小さいインディペンデント映画館、ジャック&ベティへ行きました。館内フロアところせましと、次の上映開始を待つ人があふれていて、またびっくり。お正月に映画を見に来る人ってこんなにいるんだーと知りました。大好きなカウリスマキ監督の新作「希望のかなた」を見たのだけど、この映画、見れてよかった。今、この時勢に。。

カウリスマキ監督の”難民三部作”の1つで、主演はシリア出身・フィンランド在住のシェルワン・ハジさん、カウリスマキ作品初登場の俳優さんです。インタビューみつけました。カウリスマキ監督の撮影へのアプローチが垣間見えて興味深い。。

お正月のあいだに母のお墓参りと、相方のお父さんのお墓参りに行けて、相方のお父さんのお墓は富士霊園にあるので、旅行がてら、相方のお母さんと弟くんとみんなで行って、帰り道に箱根の温泉旅館に1泊してきました。相方の家族との旅行も初体験で(相方はわたしの家族とはなんども旅行に行ってるのだけど)、神奈川県民共済の組合員だけが利用できる宿へ行ったのだけど、リニューアルしてとってもすてきになっていて、お食事もすごかった!ふぐ鍋、初めて食べました。

相方の一家は、お父さんがもともと歩くのが大好きな人だったのもあって、みんなそろって山歩きやハイキングが大好き。で、1泊した翌朝、弟くんが、山登りしようと言い出して。宿の近くからトレイルに入って、みんなで小高い山を登りました。時折マイクロサイズの雹がちらついたりもして、木々のはっぱにしゃらしゃらと音を立ててたのが愉快でした。温泉の滝にも出くわした!

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新年早々山歩きができるなんて思ってなかったので、予想外の展開に心躍りました。ただ77歳のお母さんにとってこの寒さと山歩き、大丈夫なのかな?と思った。。けど、ご本人はとても元気に歩かれて、最後トレイルが終わるころにも「歩けてよかったわあ、ハイキング大好き、またみんなで行きましょう」と :) これもかなりびっくりした。すごくうれしかったです。

帰りは箱根登山鉄道で下山。鉄道の「スイッチバック」を初体験して、これもとっても愉快でした。

* * *

Img_3292 いつもみなさまにいろいろに助けていただいていて、ありがたいなあ、と思うお正月でした。

自分でできることはなるべく自分の手でしていくように、そこはかわらずにやっていきたいと今年も思うのですが、いろいろにヘルプをいただいたりヘルプしたりできることのすてきさを今年はとくに味わいつつ過ごせたらと思っています。

旧暦では今は師走、じゃないまだ霜月だ!ということは、これから一か月あまり、もう一段、心身まわりを新しく整えるチャンスでもあり。。節目の季節、もう少し楽しんでいきたいです。

posted by な at 19:22| Comment(0) | 季節のこと

2017年11月21日

グリーンウッドワーク道具のアップデート

Img_2923 先日、伸び放題でたいへんなことになってたノイバラの剪定しました。。赤い実がかわいかったので救出。鳥、食べるように雨戸に挿してみた。前に冬至のリースにこの実を入れて玄関の扉にかけといたら、ヤマガラが食べに来たことがあったので、たぶんおいしいのだろう、と。。Img_2921

「ねこの額庭」のバードフィーダーにも、この日からひまわりの種を入れ始めました。ことしはわりとあたたかな日が多い秋だったから、いつもよりもひと月近く遅くなった。いつも種を入れて数日は誰も気づかない。。。ようやく今日あたり、見てみたら減っていたので、来てるみたいです、シジュウカラ。

秋は夜がたのしい。。好きな時間です。

Img_2920 こないだはおるすばんのフライデーナイトに刃物砥ぎしました。(自分にとって)禁断のスプーン作り用フックナイフの砥ぎにチャレンジしてみた。。研ぎはずっと普通のナイフでさえ苦手だーいやだーと思ってきたのだけど、なんか急にたのしいかも?という気がしてきたので、そんな気分のいまが練習のチャンスーとばかりに。

Img_2908 内側のバリとりのセラミックシャープナーは、イケアのがいいよと教わったけど、メルカリでたまたま関市の刃物メーカーのものだという小さめのを見つけたので、買ってみた。シャープナーの柄が日本刀ぽいデザイン。(それとも十手??)。なんとなくツボに入りました。

で、砥ぎが楽しくなると、もっと気軽にすぐ砥げるようにしたいという気持ちがむくむくと。キッチンシンクを占拠せずにとげるようにしたいと、考えました。

Img_2941中津川のグリーンウッドワーク練習会で、お仲間の(い)さんが、持ち運びできる砥ぎ場をつくってらしたのがインスピレーションになって、いろいろじっくり考えて、とても小さい桐箱の砥ぎボックス、つくりました。なんでも小さいものが好きなのと、リビングルーム工房のため、収納場所をとらないことも大事で。

Img_2942ステンレストレーを最初に買って、そのサイズにあう木箱を探して、メルカリで新品の桐箱に出会いました。定価の半額、1000円(送料込で)で譲ってくださいました :) ユーストの古い木箱でいいのだけど、ふたつきがいいと思って探したら、新品に行きついた。。

Img_2943 桐箱とステンレストレーのサイズに合わせて、砥石をのせる台をつくりました。

あと、砥いだ後の刃にツバキ油を塗るときの道具も、前に竹容器でつくったのが、ふたがうまくしまらず、そのまますっかり忘れてたのだけど、ふたを裏返しにしたら、ちょうどよくしまることにきづいて、つくり直しました。

Img_2968 砥ぐときは、桐箱のふたに砥石を出して、下に滑り止めを敷いたステンレストレーに砥石台をわたして、そこで作業する感じです(テーブルの上で)。お水を随時たらせるように、手元にあったスポイト容器もセットしてみた。砥石を水に浸すのはじょうろで。

ダイヤモンド砥石、中砥石、仕上げ砥石、フックナイフ用に板に耐水ペーパーを貼ったもの2枚、棒状のセラミックシャープナー、青棒を塗りつけて使う角棒と丸棒、ツバキ油、油ひき具、滑り止めシート、古ハブラシ。とりあえず、今の自分に必要な砥ぎ道具はみんなおさまりました。

使っていくうちにまた変わってくかもしれないけれど。。と思ってたら、この後ツールロールをアップデートするなかで、青棒と革砥とセラミックシャープナー&丸棒はツールロールへお引越ししました。

Img_2995 このセラミックシャープナーと丸棒は、丸棒がシャープナーのカバーにもなる、というのがうれしい発見でした。丸棒は、スプーンづくり用のフックナイフの内側の砥ぎの最後に、青棒を塗りつけて使うのだけど、手頃なサイズのがなくて(フックナイフの砥ぎを伝授してくださってるRobin Woodさんは使い古したほうきの柄を使ってらして、うちにも古いほうきの柄をとっといたのがあったから、それで!と思ったら、太すぎた。。。)、「なにかに使えるかも資材引き出し」の中をあさったら、ファックス感熱紙のインクの芯が出てきました(紙なんだけどすごい堅い)。筒になっていて、セラミックシャープナーのカバーとしても、径がドンピシャサイズでした :)

* * *

砥ぎ道具用の木箱をメルカリで探していたら、たまたま、もっと大きな木箱(ふたつき)が目につきました。ワイン6本用の木箱。グリーンウッドワーク道具箱によいかもーと、サイズを調べると、ちょうどよさそうだったので、この箱もわがやにやってきてもらいました。送料込みで1900円。

Img_2963いままでの段ボール箱の道具箱がだいぶんくたびれてきてたので、木箱ならもっと長持ちだろうし、よかったです。木箱ってなんだかグレードアップ感もある :)

Img_2905 横幅がひとまわり大きかったので、いままで道具箱に入りきらなくて別にしてた、V字治具とかも一緒に入るようになって、快適です(クランプ2本と、でかい木槌だけは、相変わらず入らす外に出ていますが)。もとから仕切りも2枚ついていて、それもよかった。

Img_2958 ひとまわり大きくなったけど、リビングの一角のこれまでと同じとこにおさまりました。うれしいです。

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こうして道具箱と砥ぎ箱がアップグレードされたので、なんだか盛り上がって、ツールロールもアップグレードにとりかかりました。

Img_2987ツールロールは、少し前にイケアで、たまたまロール式の布製のオーガナイザーを見つけて、改造したらツールロールになりそうと買っておいたのでした。LÄTTFATTLIG/レットファットリグ ペンシルホルダー(日本のイケアのサイトに載ってないので、海外のサイトだけど。。日本で買いました)というもの。

Lattfattligpencilholderwhite__041_2 鉛筆用に細く仕切られているコンパートメントの仕切り紐を適宜ほどいて。。あとは手を動かしながらどうするか考えていきました。現物合わせ的に。。

Img_2991道具の高さに合わせて、フラップがおりたたまる位置が高くなるように、スナップボタンの位置を変えて。。(今ついているスナップボタンを外す、というのをはじめてやったけど簡単でした。今あるボタンの表側の真中にくぎをあてて上から打ち込んで穴をあけたら、ペンチで挟んで取るだけ)。

あたらしくつけるスナップボタンは、道具なしに手でぱちんとはめられる、プラスチック製のバネボックにしました。これも初めて使ってみたけど、なかなかよい。布に穴を開けたら、あとははめて、パチン、でしっかり付きます。

刃物がぴょんと落ちてこないように、フラップをおさえるボタンを追加で真中あたりにもつけて。。。

持ち運びしやすいように、革の持ち手をつけたいな、と思って、昔使い倒したかばんについてた革の持ち手だけを外してとっておいたのを出してきました。ただ、ツールロール本体を丸洗いできるようにしたかったので、持ち手を取り外し可能にしたい、そのためにはどうしたらいいか、一晩寝て考えました。

で、最初はバネホックよりも外すのに力がいるというジャンパーホックで持ち手を本体に付けようと思って、駅前の手芸店に買いにいったのだけど、なかった。ほかに手芸店がないんだよね、前に大型のがあったけど閉店しちゃったんだよね、と考えていたら、はっとボタン式にすればいい、と思いつきました。その閉店しちゃった手芸店の閉店前セールで、雪だるまの形をした木のボタンを買ってたことを思い出したのでした。

Img_2952 ジャンパーホックをつける予定にしていたところに木のボタンを縫い付けて、革の持ち手にはナイフでボタン穴を開けました。

雪だるまボタンと、ふつうの木のボタンと。Img_2957

あとは、マジックテープをあいているところに縫い付けて、そこに小さいビニールポーチをマジックテープでとりつけられるようにした。このビニールポーチの中には、刃物を研いだ後にツバキ油を引くときに使う布と、小さい青棒をイン。布の油でツールロールが汚れないようにしたくて、ビニールのにした。。Img_2992

いちおうこのツールロールには、スプーンや小物を削るときに必要な小道具をひととおりまとめてみました。たまたま見つけたZed Outdoorsさんの動画も参考にしました。

中身は、今のところ、サバイバルナイフ(ちょっとした木割りに)、カービングナイフ長・短、フックナイフ(おさじの皿部を彫るのに)、えんぴつ、定規(木の定規と、やわらか定規)、ノギス、棒状セラミックシャープナー&丸棒、革砥&板(青棒塗り付け用)、青棒、ツバキ油、油ひきの布。カービングナイフ(長)とフックナイフは、さじフェスでモーラナイフ・ジャパン社さんからいただいたものです、感謝。このフックナイフは、さじフェスに来日されたヨゲさんが監修された新しいモデル。使い心地よい。。それまで使ってたフックナイフはちょっとお休み中で、今はこのナイフに親しんでみています。

Img_2989 で、持ち運ぶときはくるりとまるめておけて、使うときは逆側にくるりと巻いてそのまま使えるようにしたいなと思って、追加のスナップボタンをいくつかつけました。逆側に巻いて、そのまま立てておくこともできるし、ぶらさげておくこともできるようにしました。Img_2999Img_3001

これから使い心地を検証してくわけですがー、なかなかよい気がしています :)

* * *

道具関係のアップデートをしていたら、なんとなく勢いづいて、ここ数カ月やりたいと思いつつ手をつけられてなかった、削り馬のアップデートにも着手できました。

Zed Outdoorsさんが、ブッシュクラフトとグリーンウッドワークに入れ込んでいらして、自分と傾向と対策がどうやら似ている人みたい、と思って動画集を見てみたら、つい最近、削り馬づくりを長々とレポートしておられて、その中で、上板(作業台の板)の抑えのための杭を入れる角度について、語ってる場面があって。なるほどと思って、自分の馬も、もともとツノを生やしてあったのを、もっと斜めの角度で入れてみたら、がしっと安定するようになりました。ちょっとしたことが大きいんだなあ、と実感。

Img_2986 削り馬の脚ももっと安定させたいと思って、森林アカデミーの久津輪さんが先日つくられてた、ノックダウン式削り馬の脚のジョイントについて教わったので、それをやろうと思ってたのだけど、その前にホゾ穴をもう少し深くしてみたら、それだけでずいぶんがしっと安定したので、ひとまずはこれで様子を見てみることにしました。

Img_2978 フレーム部分も、若干ぐらつきがあったのが、フレーム上端にセンダンの木端を入れてみたらしっかりしました。削り馬を移動するときのハンドルとしても使えて便利になりました :)

フレームの支点が上板(作業台の板)にあいているのは、最初「ラップトップ式削り馬」のつもりでつくったのの名残りです。。。こんなふうにしてる人はほかに見かけないので、たぶんあまりよろしくないのだと思うのだけど、自分の用途では今のところ不自由していないので。。。このまままた様子を見てみる。

削り馬のアップデート、そうとううれしいのです。これでがしがしスツールの脚や貫をけずろう、という気になっています。秋の夜長って最高です :)

posted by な at 21:10| Comment(0) | 季節のこと