2017年01月30日

色板づくり

20170128_115027 うまく、ものを考えられない日が続いています。

体調が相当に悪い。。のもあります。冬季鬱は海のそばに引っ越してからすっかりなりを潜めていたのに、今年はどうも、うまくやりすごせず、すったもんだな感じです。

でも手を動かしているあいだは、すべてを忘れられる。

こないだは、それで、一時帰国中の3歳の姪っ子のために、色板づくりを始めて、丸一日作業していました。仕事やらなにやら、やらねばなことを全部ぶっちぎって。。。。。。

色板とは、モンテッソーリ教育で使われている感覚教具の1つです。でもモンテッソーリの正式な教具って、木製で仕上がりも完璧に美しく、とてもいいものなので、お高いのです。

だから、同じような用途のものを、家庭用に自作できたらいいのにな、と思うことは多かったのでした。いろんなもので代用したり、工夫されている方も多いみたいです。それに、モンテッソーリ教育のことを教えてくださっている深津高子さんから聞いたなかで、私にとって印象的だったことはいっぱいあるんだけれど、そのうちの1つは、高子さんが最初にモンテッソーリ教育に出会った、ある途上国の幼稚園では、竹など現地で手に入る素材で感覚教具を手づくりしていた、というお話。

完璧に美しい教具でないといけない、というわけではないと私も思うのでした。でも子どもにとって扱いやすいことは大切だ、と思うのだけど……。

20170127_161419 20170127_110828_2 そんなこんなで、わたしなりに考えて、色板をつくりました。材料は、花札2セット、100色折り紙、セロテープ、両面テープ。あと、出来上がった色板の入れ物用に、木箱と、アクリルの仕切り箱(この木箱と仕切り箱は関係ない品同士だったけど、まるでセットかのようにサイズがぴったりでした!)

100円ショップをよしとしない気持ちはあるのだけれど、こういうときに頼りになるのは、100円ショップだったりします。100色折り紙は文具店で買いましたが、その他はCan Doという駅前の100円ショップで見つけました。花札は見当たらず、店員さんに「ありますか?」と聞いたら、奥から在庫を出してきてくださいました。

黒地の花札。イメージしてたとおりのお品。

これを2枚、中表に合わせて、そこに折り紙をまきつけて、留めるわけです。(せっかくきれいな花札につくってくださった業者さんには、申し訳ないですが……)。

<こうやって作りました>

20170127_110805 @まず100色折り紙から、7色×7つのグラデーションの折り紙を選びました。(最初は9色×7グラデーションにしたけど、考えてみたら花札の枚数が足りませんでした(^_^;)

20170127_174302_3 A折り紙の対角線上に線を引いて、その1ミリ右にもう1本線を引きます。(1ミリ=花札の厚み)。


20170127_174356_4 B右の線に沿って花札を縦に置いて、右端にはみ出る3角形の部分を、折り上げます。

 

20170127_174459_5 C折り上げた線に沿って、花札の短辺を置きます。花札の右隅がBで折り上げた3角形の右角と合うように。そして花札の長辺から右側にはみ出る部分の折り紙を、折り上げます。花札を縦に2枚並べて、向こう端まで一直線に折り上げます。

 

20170127_174550_4 D同じように、Bで折り上げた三角形の逆側(左)の角に、花札の左隅を合わせて、花札の長辺の左側にはみ出る部分の折り紙も、折り上げます。

 

20170127_174611_5 E CとDで折り上げた線から外側5ミリくらいを残して切り落します。

 

 

20170127_174633_4F切り落とした耳を、きっちりと折りたたみます。

 

20170127_174721_2 G Bで折り上げた3角形の部分に、縦に花札を合わせます。花札の柄の中央(上から2.75ミリのところ)に折り紙の3角形の頂点がくることを確認して、テープでとめます。

20170127_174920_220170127_174843_2H 向きを逆さにしてから、この花札の上に、もう1枚の花札を、中表に重ねて、そのまわりをぐるりと、折り紙をひっぱるようにしながらくるみます。角の部分にしっかり折り目をつけながら。

 

20170127_175037_2I最後に逆側の3角形が余るので、そこもしっかり折り目をつけてから、2枚目の花札の表側に、3角形の頂点を当てて、テープでとめます。

 

20170127_211613J2枚の花札のうち、1枚の表側に、両面テープを貼って、端がそろうように気をつけながら、2枚の花札を中表に留め合わせます。

 

20170128_114122

できあがりはこんな。7×7で49枚の色板をつくりました。

花札は1セットに50枚入っています(白札2枚含む)。なので2セットで100枚あって、98枚使ったので、ちょうど2枚だけ余りました。

入れ物の木箱の中に、さらにアクリルの仕切り箱を入れましたが、アクリルの箱は、底の四隅にちょっとだけ高さがつけてあったので、色板を入れたら高さオーバーになってふたがしまりませんでした……。ので、この四隅の足の部分は、ノコで切り落としました。

あと、色板は7色分あるけど、このアクリル箱は4つにしか仕切っていないので、木の細い丸棒を切って、仕切りを作りました。

7色なので、8等分すると1カ所余るので、そこにはなんとなく、「あしたの森」のブロックを入れてみた(^^)。

20170129_220504 色板をしまうときに、わかりやすいように、アクリル箱と木箱の底の間には、色紙を挟んでみました。

これでいちおう、完成です。でも色板の本体部分の花札も紙製、色の部分も折り紙だから(折り紙基準を満たした丈夫な折り紙ではあるけれど)、遊んでいるうちにすりきれたりしてしまうだろうなあ、と思う。。。

耐久性はそこまでないだろうな。。。耐久性を上げる工夫をまた、考えたほうがいいかなあ。。。

遊び方は、こんなふうにするみたいです。

20170128_114729 @布の上に(このランチョンマットはちょっとシワシワやけど(^_^;)、1色分の7枚を、濃淡をランダムに並べて出します。色板を持つ時は色の部分でなく、端を持つようにします。

20170128_114819_4 20170128_114745_4 A布の端に、濃淡の順に、並べていきます。濃淡の判断は、本人の主観でしてもらうのみ。「正解」はありません。どんなふうに本人が並べても、「今のこの子は、こういうふうに濃淡をとらえているんだなあ」と思って見守ります。

20170128_114929 B次の色の7枚をランダムに出してから、また濃淡の順に並べます。そして他の色も繰り返し。

20170128_114053 今回の来日中に姪っ子と一緒に遊ぶのは叶わなかったけど、次回は一緒に遊べたらいいなあと思っています。

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posted by な at 00:05| Comment(2) | てしごと

2016年04月14日

グリーンウッドワークで活躍してくれてる道具たち

20160413_140435_2 昨日、グリーンウッドワーク用の道具箱(段ボール箱)がやぶれてきたので、入れ替えました。置き場所はかわらず、リビングの片隅です。今度は色のかわいい箱になりました。→2017.11追記:箱もふくめ、グリーンウッドワーク道具のアップデートを少ししました。→2018.11追記:だいぶ使う道具のラインナップが今は変わっているのが実情なので、ちょっと補足を入れました。

ついでに、グリーンウッドワークとブッシュクラフトに目覚めて以降、この2年あまりでちまちまとそろえてきた道具、自作してきた道具をここで一度、順番に振り返ってみることにしました。なんのかんのと集まってきたので、1つ1つの道具に風と光を当てて、棚卸し(?)するみたいな感じで。

20160414_125117 1)モーラナイフ(コンパニオン) これはグリーンウッドワークやブッシュクラフトに目覚めるよりも前だったけれど、ネイティブ・アメリカンのたしなみを教わるために2012年5月に参加したWild and Nativeさんの合宿で、火おこしのための道具を削るのにこのオールラウンド的なナイフを紹介していただきました。販売もしてくださっていたので、その場で購入したのでした。今もスプーンを削るのに活躍しています。キャンプするときにもいろいろに活躍する万能選手です。まだ砥ぎがへたっぴですが、がんばっています。。。→2018追記:グリーンウッドワークに使うのは野山にいるときに木割りなどをするとき限定(斧を持参するのが重たいとき)、それ以外ではまず使わなくなりました。

20160410_105206 2)スプーンナイフ(フックナイフ) ブッシュクラフトに魅了されたきっかけだったフィンランド在住のBush n' Bladeさんに、2014年夏頃に勇気を出してお問い合わせをしてみたら、つくってくださることになって、つくっていただいてしまったもの。その9月に急展開からフィンランドを訪ねることになったとき、たまたま滞在することにしたピスパラという街がBush n' Bladeさんのお宅から近かったことが判明して、滞在先のおうちまで、できあがったスプーンナイフを届けていただいてしまい、いろいろお話をうかがうこともできて、なんだか夢のようでした。コンパクト革シースは、母の形見わけでもらった革で、自作しました。→2018追記:スプーンナイフは、去年のさじフェスでMORA社からの新作をいただいたの(Hook knife 164S)と、今年お会いしたグリーンウッドワーカーで刃物を鍛造されている井丸さんから購入させていただいたものとが増えました :)

20141020_095855 3)プーッコ(フィンランドのナイフ) Bush n' Bladeさんに入門用に探してますと相談しつつ、特に手が小さめの自分に合うように、小ぶりのものをセレクトして、フィンランドで買いました。マルティニ社製のもので、先が魚の尾ひれのようになった革のシースが付いていました。へたっぴながらも使い勝手のいいように刃を砥ぎ直して、すごく気に入っていたのに、野葡萄のつるを採取したときどこかに落としてしまったらしく、行方不明に。ショックすぎてまだ後継者を探せていません。→2018追記:プーッコは今手元にあったとしても、木削りには使わないと思います。。。今はMORAのカービングナイフの長いの(Woodcarving 106)と短いの(Woodcarving 120)を使っています。

4)あまに油 スプーンの仕上げ用に、食用のものをスーパーで買いました(冷蔵庫で保管)。くるみをつぶしてくるみタンポンをつくっての仕上げもいいのだけれど、くるみはアレルギーの出る人もいると聞いたので。。。2014年4月にマイク・アボットさんの森の工房のディペロプメント・ウィークでご一緒したジョージョー・ウッドさん(すごくすてきなスプーンをナイフ1本で削る名人!うつわをろくろでけずる名人のロビン・ウッドさんの娘さん)にナイフの安全な使い方を教えていただいたとき、「スプーンの仕上げはあまに油とかかな」と聞いたので、試してみました。ただ、人によってはちょっとにおいが気になるみたい。しばらくすると抜けるけれど。。。→2018追記:あまに油は塗ってからかなり長いあいだ置くようになりました。普通のあまに油だと半年近く置いてやっと乾ききる、と聞いたので。乾ききる前の段階で、そのスプーンを使い出しても問題はないそうなのですが。

20160410_104711_2 5)ドローナイフ(銑) マイク・アボットさんの森の工房に寝泊まりして椅子づくりをした2014年9月に、おさがりをゆずっていただいたもの。そのシーズン最後のコースに参加していたために、来年はまたドローナイフを買い替えるから、とのことで、買わせていただけました。一緒に椅子づくりをしたアイルランドの(リ)さんが、帰り際に、ゆずってもらえないですか?とマイクさんに持ちかけていたところにたまたま居合わせて、思わず「わ、わたしもいいですか?!」と言ってしまったのでした。マイクさんの特にお気に入りのドローナイフが1本があって「それ以外ならどれでもいいよ、好きなのを選んでおいで」といってもらって、選んだのがこれです。シースは手持ちの端材に切れ目をいれて簡単につくりました。もっといいカバーを丁寧につくりたいと思いつつ今のところはそのまま。。

20160410_104632 6)小さい手回しドリル マイクさんのところでの椅子づくりでは、下穴開けにだけは充電式電動ドリルを使ったのだけど、それが怖かったので、手回しの古いのを探してヤフオクで買いました。現状渡しで1000円でした。届いたときはまともにハンドルが回らなかったけど、お掃除をして少し油をさしたらクルクル回り出しました。うれしかった。小径の穴開けに使っています。電動ドリルよりずっと好き。

20160410_104751 7)大きい手回しドリル(くりこぎり) 削り馬をつくるために、大きめの径の穴開けがしたくてヤフオクで探しました。古いものがわりとよくヤフオクに出るのだけど、ちゃんと使えるものがいいし、あまりさびとかがないほうがいいなと思って、結構長い時間をかけて探しました。1500円でした。赤いハンドルがかわいいし、とても気に入っています。一説によると、40年前のデザインらしい。

20160410_104519_2 8)ドリルビット 新品のドリルビットを買いました。中古も考えたけれど、切れ味の調整がまだできない自分には無理と判断しました。スターMのビットで必要サイズをまず3本入手しました。その後、用途に応じてだんだん増えてきた。。。

20160410_105221_2 9)ノギス これもマイクさんのところで使って、脚の径を測ったりホゾ穴の深さを測ったりするのに必須だと感じたので中古で探していました。が、小さいモデルがいい、持ち運びが楽がいい、と考えて、最終的にこのシンワ社製のポリカーボネートのにしました。プラノギスにしては狂いが少ないらしかったのが決め手でした。必要十分に今のところ使えてる、と思います。

20160410_110041 10)水平器 ヤフオクで500円で中古の木製のを買いました。なぜか水平器には夢があって、木製のが欲しかった。ここでは合理性とかはふっとんでいます。。。

20160414_130726_2 11、12)ラウンダーセットとFクランプ2本 削り馬をつくるにあたって、オフコーポレーションさんから買いました。ラウンダーは鉛筆削りのおばけのようなもの。テノンを削るのに使っています。最初は削り馬の脚のテノンを削るために使いました。→追記:その後、手回しドリルにはめて使うVeritas社製テノンカッターも導入しました。やはりこのほうがきれい&早い。

20160410_105247Fクランプのほうは安価だけれど自分には今のところ十分で、使い勝手も普通にいいです。ごつすぎないので、手の小さい自分にはありがたい。。。最初に2本届いたうちの1本は不良品だったので、取り替えてもらいました。

20160410_105308_2 13)玉切りにした丸太の作業台 2015年2月に近所の海岸林のお手入れボランティアに参加したとき、伐採されたまま放置されていたエノキを土木事務所の(ひ)さんが昼休みの間にチェーンソーで輪切りにして、くださったもの。自転車のかごにいれて持ってかえってきましたが、重くてかごがたわみ大変でした。でもこれ1つあるとほんとうに便利。ありがたいです。

20160410_104200 14)さしがね ともだちの(ふ)ちゃんとひやかしに行った東京のフリマで、大工道具をたくさん並べている人から買いました。中古で汚れがあったけれど、ステンレスだったのでお手入れしたらきれいになりました。いつも大活躍。

20160410_104504_2 15 )自由スコヤ 中古を探したけれどうまく見つからなくて、最終的に都心に出たとき東急ハンズで買いました。角度をつけて穴開けをするときのガイド用に。好みの角度に固定できて、同じ角度で複数個所の穴開けができます。削り馬の脚を挿す穴を本体にあけるときに最初に使いました。

20160410_104929 16)ゴムハンマー これは100円ショップで買ってしまった。ちゃんとしたものを買わなくてごめんなさい、と思いつつ。。。スツールの組立のときや、モーラナイフでの軽めのバトニングなどに使用。

20160410_104728_2 17)ナタ 材を割るために、フロー(マンリキ)がわりに入手しました。ヤフオクで一目惚れ。。。前に使っていた方はさぞ大事にされていたろうなと思う。この樺細工のシースはもしかしたらその方の手作りかも、とも思う。。。わたしなんぞのところに来てよかったのか、と悶々とするけれど。。。大切にしようと思います。→2018年追記:スプーンを粗く成形するときなどに使っていましたが、去年から今年にかけて、斧の使い方を教わって、最近は斧でその部分をすることが増えました。斧はエッジの薄さやカーブの形状、自分が無理なく使えるヘッドの重さを考慮して選んでいます(Husqvana社のキャンプ用斧 37.5cm)。

20160410_110434 18)自作の削り馬 いろんな人が自作した削り馬をリサーチして、設計をあれこれ考えて、ようやっと作り始めたのが2015年1月でした。ホームセンターのSPF材と庭のセンダンの枝と手持ちの手道具で、最初は簡易なラップトップ式のものをつくって、しばらく後でそれをフルの馬に改良しました。今も改良途中というか。。これまでの自分の用途には一応使えているけれど、まだいろいろ手を加えたいところがあります。リビングの片隅に置いています。今はリビングの隅っこの畳み1枚分くらいのエリアに削り馬を置いてそこでグリーンウッドワークの作業をしています。小さいブランケットを敷いた上が作業範囲。作業していないときは、ブランケットを縦半分にたたんで、半畳分くらいのスペースに削り馬を立たせて置いています。

20160410_104827 19、20)携帯用砥石セットと自作のなんちゃって革砥 2015年のバースデープレゼントに、家族・親類のみんなからもらいました。兄がネットで注文したあと、じきじきに製造販売者の方のところへ受け取りにいってくれたそうで、びっくりした。→2018追記:大きいサイズの砥石一式も去年そろえました。それと、木削り中のちょっとした刃のチューンナップには、去年ジャロッド・ダールさんからもっと大きめの革砥を使うことを教わって、グリーンウッドワーク仲間の原さんがつくってくださったので愛用しています♡ 皮を板に貼ったのと、棒に貼ったのとがあって、それぞれナイフ用、スプーンナイフ用です。あと、スプーンナイフの砥ぎ用に、丸棒状のセラミックシャープナーも加わっています。

20160410_104900 21)ノミ 2015年4月にあった神戸の大工道具館での刃物研ぎ講座に応募したら、なんと当たってしまって(40人中の10人だったとのこと)、くじ運のない自分の人生史上記録的なラッキーさだったので、場違いカクゴで思い切って行ったのですが、そのときにノミの研ぎ方もおそわれるときいたので、急遽買いました。でも鉋の研ぎだけで1日が終わって(というか1日あっても足りないくらいで)、ノミまで行き着けなかった。。。。

砥ぎ講座は大工道具館の技能員さんから教わったのだけど、そのつい数週間前に読んだ、故西岡常一さんの本の中に登場していた、西岡さんの孫弟子の方だということが偶然わかって、講座を受ける前からどきどきしていました。 自分は大工さんじゃないし、木工のプロでもないし、、、 ひとりどしろうとでやっぱりかなり恥ずかしかったです。ほんとに安物の道具しか持ってなくて、それを持参して研ぎを教わったのだけど、安物ゆえにかえってお手をわずらわせてしまいとっても恐縮でした。でも始終とてもおだやかに、ていねいに、やさしく教えてくださって、ありがたかったです。安物の道具で最初は練習するのでいいと思います、と言ってくださって。。姿勢がどこかマイクさんとも共通していて、「こうして、ああして」とは言わなくて、教え導きつつ、「こうされますか?こうしてみますか?」と尋ねて、こちらが自主的に決めることを尊重していくのでした。 とにかく知らないことばっかりだったので、ものすごく学びがいっぱいで、恥ずかしかったし恐縮もしたけどやっぱり嬉しく、ありがたかったです。 砥ぐときの力の入れ具合による音のピッチの違いとか、感覚的なものを体感できたことも大きかった。

20160410_10442522)油ひき 平塚にサッカーを観に行ったときに、平塚駅前の商店街にあった昔ながらの金物屋さんで見つけました。150円也。スプーンのオイル仕上げをするときに、あまにオイルを塗布するために使っていますが、やや糸くずが出るのが気になる。デザインはすきなんだけどな。。→2018年追記:油ひきは竹筒(底付き)にフェルトをぎゅっと巻いたのを詰めて、最近は使っています。

20160323_234547   23)替え刃式のこぎり 近所のホームセンターでふと目にして、便利そうだな、しかも小さくっていいな、と思って買いました。アサリなしの刃で平面にフラッシュに切れるとのことで、スツールや椅子の最終的な高さ調整のために脚を切らなくちゃいけないときなどに使えそう、と思ったけれど、意外と治具づくりのときなど、ふつうの木工にも使ってみています。小ささが気に入ったので、プラスチック製だった持ち手を木で作り直してみた。

20160306_103335_2 24)フロー(マンリキ) 2016年のバースデープレゼントに家族のみんなからカンパしてもらいつつ、足りない分を自分も出して、新品を買いました。イギリスのRay Illesさん作。2016年1月に岐阜の森林文化アカデミーで椅子づくりの最初の作業をしたときに、フローで材を割る作業がやっぱり本当に楽しくて(マイクさんの森の工房でもこれが楽しかったのを思い出して)、思いあまってしまいました。。。一緒に椅子づくりをしたお仲間がグリーンウッドワーク協会でアシスタントなどをされてる方で、グリーンウッドワーク協会さんから買えると教えてくださったご縁もあって、購入させていただきました。

刃が下についていて、ハンドルが直角に上にのびているので、材に当てて刃を上からたたいて割っていくとき、ハンドルを使って「こじる」ことができます。材をこじ開けてくイメージ。このときの力加減で、割れる方向を微調整できるところが、とってもおもしろくて、うまくいったりだめだったり失敗もいっぱいしたけど、やっぱり楽しくて!

20160312_113035 25)パイププランプ 森林文化アカデミーで椅子づくりを教わったときにパイプクランプの存在を知って、最初は「これは自分ちには無理!」と果てしなく思った道具だったのだけれど、スツールを自分でつくってみようとするなかで、前向きに考え直してみたのでした。わたしのところには作業テーブルがないので、床に置いたままの状態で操作できる(ハンドルが回せる)、このBessey社製のパイプクランプがいいなと思ったけれど、どこで買おうとしても高いので、初めてeBayでアメリカの出品者の方から買ってみました。思ったより早く届いて、関税もかからずよかったです。送料も腰が抜けるほど高いわけではなかったので、よしとしました。ただ本体の値段15ドルよりも送料の方が高かった。。。20160410_105446_2このクランプに合うパイプはたまごや商店さんのサイトから、ちょうどいいサイズのものを買うことができました。1000円ちょっと。ねじきり済みで、サイズもぴったり。ただ黒パイプはさわると黒い汚れがついて、最初大変でした。ふき取って、ふき取って、最後は新聞紙でパイプをカバーしつつ使いました。

20160403_150933_2 26)自作のV字台2個 丸い脚の穴あけをするときのために、つくりました。今のところ用は足りています。

27)自作のテノン墨付けデバイス20160410_110019_2器 貫・座枠のテノンに25mmの印をつけるため(組み上げるときに、テノンがほぞの奥までしっかり入っているかどうかをチェックするため)の道具。マイクさんの森の工房で使ったものを参考につくりました(マイクさんところのものは、もっと大きい厚板の真ん中に穴が開けてあって、もっと安定がよかったけど)。

手元にあった端材(友人から昔もらったもの)を組み合わせたらちょうど高さがぴったり24.5mmになったので、張り合わせてから真ん中に手回しドリルで穴をあけました。穴にテノンをさしこんで、上端にえんぴつを当てて印をつけます。

20160410_105041_2 28)ブッチャーブロックコンディショナー たまたま見つけて、スプーンの仕上げ用にどうかなと思って試してみることにしました。アメリカ製で、FDAの基準をクリアしていて食用のものに使えるクオリティとのこと。蜜蝋とカルナバ椰子からとれる蝋と、ミネラルオイルが混ざったもの。においがないらしいところにひかれました。長年愛用して白っぽくなってきた、木のカレースプーンをお手入れしてみたら、あまに油よりもいい感じに思えた。こんな感じで、あまに油とみつろうをまぜて自作してみるのもよさそう。→2018年追記:スプーンの仕上げには使わなくなりました(使用開始後のメンテにはときどき使います)。今はえごま油での仕上げがメインです。。

20160410_105737_2 20160410_104953_2 29,30,31など)あと、使っている道具のうち昔から持っていたのは、生木も切れる折り畳み式のこぎりと、メジャーと、大島産椿油(刃物のお手入れに使用)、紙やすり類、小さい鉋(まな板やお風呂スツールを削ってメンテナンスするのに使っていました、砥ぎ講座で砥いでみたのがこれ)、金槌、自作の蜜ろうワックスなど。→2018年追記:鋸は今は別の2本がメインです:折り畳み式でないもの(斬月サヤ付剪定カーブソー)と、折り畳み式の新しいもの(アルスのピーメタル)。それとスプーンづくりするときに、小さいやわらか定規と、Bの鉛筆もよく使っています。

20160413_134140_2 だいたいの道具は箱に入れて、Fクランプなどは削り馬に掛けて、保管しています。これ以上道具が占めるスペースが大きくならんほうがいいな、とは思っています。。。→2018年追記:よく使うナイフとスプーンナイフ、鉛筆、ノギス、定規、革砥、ミニ青棒、椿油、油用クロスなどはツールラップに入れています。あとカービングナイフ1本とスプーンナイフ1本だけを、すぐ持ち出せる筆箱みたいな革の入れ物に入れています。あとはワイン箱の道具箱に。砥ぎ関係の道具は砥道具箱を別につくってそちらに入れています。

必要を感じていてまだ持っていないのが、ダイヤモンド砥石と、南京鉋と、木づちです。木づちは海岸林ボランティアのときプレゼントしていただいた桜材で、近々自作できそうにも思っています。。→2018年追記:ダイヤモンド砥石と木槌はだいぶ前にそろえました。木槌はいただいたサクラの枝で自作しました。。

posted by な at 15:44| Comment(3) | てしごと

2015年07月09日

削り馬(4)

フルタイムで鶴の機織りのようにお仕事するのを8日続けて、ようやっと昨日解放され、今日はお休みすることにしました。でもお天気は雨模様。。。

20150630_12252720150630_122643、先月末のグリーンウッドワークのスプーンづくり講座で途中までつくったスプーンを、仕上げました。家で愛用している、(み)ちゃん作のスプーンの仲間となるように、(み)ちゃんのスプーン(こげ茶のほう)をお手本に仕上げの削りをナイフでやるところまでは終えていたので、最後の工程の亜麻仁油を塗りました。

20150709_114032油がなじむと、年輪がさらにきれいに浮き出てきた気がします。タムシバの木、きれいです! ところどころ、茶色い線がすすっと出ているのも、タムシバの特徴で。これは虫のせいとかではない、本来の味わい。

今回はやすりがけをしないことにしたけど、講座を指導してくださった加藤さんは、やすりがけが結構すきな作業だとおっしゃっていて、「サンディング・ハイ」なる言葉を口にしていらっしゃいました。その境地もわかる気がする。。。!

20150709_103414 で、講座の最後に、仕上げの工程のお話のなかで、紙やすりのかわりにムクの葉や砥草も使えます、と教わり、その場でムクの葉をいただいたのがあったのを思い出しました。。。早速、ちょっとまえにつくった携帯用ミニフォークが、若干つかいづらかったので、微調整した仕上げに、ムクの葉でやすがけしてみた。いやあびっくり。気持ちよくつるつるに!!

ムクの木、すごい。葉っぱを乾燥させるだけで、こんなにすばらしいサンドペーパーになるなんて。砥草も試してみたいものです。。。

* * *

そして久々に、削り馬プロジェクトに戻ってみました。生木のセンダンを後ろ脚に加工して、乾かすところで止まっていた削り馬くん。

20150709_142620 後脚のテノンは、乾ききっても思ったほど縮まなかったので(梅雨だからかもしれないけれど)、もう少し削り込んで、差し込みました。(梅雨があけたらぶかぶかになってしまうだろか。。。)

前脚は、ボディに差し込む穴を貫通させず、途中までの深さにしてみたので、後脚も同じように貫通させないスタイルにしてみました。乾いた季節になってぶかぶか・がたがたするようなら、全部の脚を貫通させるスタイルにして調節を試みてもいいかもしれない。

もう少しちゃんとした定住型削り馬をつくろうかとも思ったけれど、とりあえず、前回つくった移動式の膝のせ(ラップトップ)型削り馬をそのままボディの上にぽんと乗せてしまいました。。。一番上の、作業面になる木のブロックは、どこにも固定されていないただのブロックで、裏面にすべりどめのバックスキン(革)が貼ってあります。

20150709_142814 ラップトップ型のときに前脚を差していた穴を使って、ラップトップくんを馬くんのボディに固定しています。ここの固定のための棒は、こんなに長い棒である必要はぜんぜんないのだけど、一番最初にラップトップ馬を試作したときの最初の脚(Y字が小さすぎて不安定だった)があったので、それを差してみたところ、角のある生きものみたいなったので、おもしろかったので、そのまんまです。

ややヘラジカ風? 

20150709_144132 ラップトップで使うときに自分の体に固定するためのベルトは、おしりのリボンになりました。

ラップトップのときに使っていたのと同じ前脚をつかうと、必然的に、背の高い削り馬になってしまいます。これがちょっと微妙かなあ。。まあもう少し使ってみて考えてみよう。

押さえフレームのピボット点は、高い方が、ちょっとペダルを踏むだけでしっかり押さえが効く、と考えて、こうしているけれども、ボディそのものに横穴を開けるて押さえフレームを取り付けることもできますね(そうやって削り馬をつくっている人のほうが多そうにも思う)。そうした場合は、ピボット点は低くなるので、踏み込みが大きくなるけれど、全体の安定はぐんとよくなるはず。太い材や長さのある材を押さえて作業するときには、安定がよいことのほうが大事になってくるのかな。

とりあえず、まずはこれで、テストランをしてみなくちゃ。なにつくろう。。。



posted by な at 18:37| Comment(0) | てしごと