2008年05月03日

腑に落ちない。。

めずらしく、たまたま見かけた小説を衝動読みしてしまいました。

だって、スピッツの草野くんが帯に推薦文書いているんだもの。そして表紙の絵が素敵だったんだもの。。。

Photo「食べる」ことを中心にすえた『食堂かたつむり』というお話。

でも私的にはNGでした。

生きていると感じたくないとき、インスタント食品を食べたくなる、というのはなんとなくうなずけたけれど。食べるということの深みに迫ろうとしたのは、すてきな挑戦だったけれど。

なにかが断然しっくりこないのでした。

人物がうすっぺらく見えてしまうというのが、たぶん一番の理由です。

日本で暮らすインド人、アルゼンチン人、ゲイカップル、という設定の人たちの描かれ方も腑に落ちませんでした(インド人とアルゼンチン人はどちらも、純粋に愛されていたのにものすごい裏切り方をして去っていく人たちという設定だし、食堂かたつむりのほかのお客さんたちがみんな丁寧に具体的に描きこまれているなか、「同性愛の男性カップル」のことはまったく具体的な描写もなく、ただ「秘密のハネムーン」だった、とあるだけで、「後日、食堂かたつむり宛に素敵なクリスマスプレゼントが届けられた」という一文があるけれど、そのプレゼントがなんだったかさえ書かれていなかったり。)

一緒に暮らしている動物への気持ちとかも。

食べることそのものについても、肝心のところ(わたしにとって、だけれど)がぶれている気がしてなりませんでした。。。

posted by な at 23:31| Comment(0) | かきもの
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