12月の関東は、空がきれいなところが気に入っています。いろいろ気ぜわしいけど、澄んだ空からとどく透き通る陽の光を、しばし、じいっと味わうひとときは至福。。
もうすぐ冬至。一年で一番夜の長い日だ。
今年も「猫の額庭」からのいただきもので、常緑のリースを作りました。ハツユキカズラの輪っかに、3種類の常緑の葉っぱ。しかしなぜか今年はわが家の柊は全然赤い実をつけず(汗)。しかたなく、ナンテンの赤い実をつけました。
でもじきにナンテンの葉はちぢれてきちゃって、実も落ちてしまったので、その後は、センダンの木を削ってつくったジプシーフラワーをかわりにつけました。ちょっと渋い感じになっちゃった。
今年はあと、ふと思いついて、ローズマリーの枝のミニリースもつくってみた。ともだちへのプレゼントに。
ローズマリーは、数年前に、ある方がおみやげにと、彼のおうちの庭で育っていたのを束にして持ってきてくださった中の1本を、庭の地面に挿してみたところから、今はどんどん成長してふさふさに茂り、薄紫の花をたくさんつけるようになったものです。いい香りがします。
土台の輪っかは、庭に生い茂っているカニクサのつるを乾かしたものを、やっぱり庭で元気なハツユキカヅラのつるで巻いたもの。
ふたっつ、つくりました。ひとつはこんなの。大事にしていた木の実コレクションから、大好きなモミジバフウの実をトップにつけて、ボトムは千日紅のドライフラワーと柊の葉です。モミジバフウの実以外はさしこんであるだけなので、はずれやすいかもなんだけど。。。なるべくワイヤーを使うのは最小限にして、まるまま土に還るようなリースをつくりたいと思って、いつもそうしています。
もひとつはトップにセンダンの生木を削った白いジプシーフラワー、ボトムは赤いリボンにしてみた。
そんなこんなで、少しホリデーシーズンを味わっているこの頃。ふだんお酒を飲むことほぼ皆無なのだけど、ホットワインなぞをつくって(アルコール分を飛ばして)飲んだりしています。
赤ワインに、アーモンド、クローブ、オレンジピール、シナモン、生姜、レーズン、カルダモン。スパイスの味が染みて、おいしくなる。からだもあったまります。
* * *
色々忙しくて、それ以外は、さしたる手仕事はできてなくて、毛糸の靴下の穴開きをつくろうとか、持ち手のとれた手提げを直すとか、そんなことばかししています。
あ、相方にクリスマスのプレゼントに、メガネ入れはつくりました。相方はメガネを外していることが多くて、いつもメガネは肩掛け式のメガネポーチなるものに入れているのだけど、少し前に、ポーチごとメガネをなくしたのでした。
前は布で手づくりしたりもしたけど、今回は、ちょっと趣向を変えてみたくなり。。。フィンランドの、シラカバの皮で編んだメガネ入れの存在を知って、おおーと思い、それを肩掛け式に改造してみた。麻のリボンを半折にして肩ひもをつくりました。それを白樺細工の編み目に沿わせて固定。白樺細工は使い込んでいくうちに、飴色にエージングしていくそうですが、果たして行方不明にならずにそこまでいけるかな。
エージングといえば。。。春に桜の枝でつくったコーヒースクープが、季節を2つめぐって、コーヒー色に染まってきました。コーヒー豆のつぼのなかにいつもつっこんでいるためです。
左が元の色。右が今の色。まるでこんがり日焼けしたみたい。。。
今年はスプーンなどのカトラリーをいくつかつくってきたけれど、簡単なオイル処理しかせずに人に差し上げたりしていて。。(汗)、やっぱりちゃんと時間をかけて油分を浸みこませてからのほうが、耐久性もあがるし、よいだろな、と実感しているところ。
ああしかし。このところ木を削れていません。。年末年始は実家に帰るのだけど、おせちづくりの合間にでも、木削りをしたいもんです。うずうず。
木工用エプロンとナイフを、一応持参しようと思います。。。